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らくがき帳

自己紹介やら雑記やら。。。とりあえず、書きたいことを書こうかと。

 
2010/01/17 10:30:09

兵庫県南部地震

カテゴリー: 雑記
俗にいう、阪神・淡路大震災から15年。
15年前の自分といえば、大学生でした。
あの日は朝一番から講義があり、朝早く起きて出かける準備をしてました。
居間では早起きの父親がNHKのニュースを見てました。
唐突に大きな揺れ。
慌てて、やかんをかけていたコンロの火を止めて、居間のテレビを覗きこむ。
すると、スタジオのアナウンサーが地震の速報を伝え始め…画面の中が揺れる。画面の中が揺れた数秒後に、自分の家が揺れてる。
それが何度か続いてやがて収まる。
家を出る時間が近づいていたので、ニュースを見るのをやめ、朝食を食べ、出掛けた。
当時、朝早いときは無許可ながら、自動車通学をしてました。
大学は大阪の富田林(とんだばやし)にあって、いつも通る県境の道は普段、それほど混まないはずなのに、その日は何故か渋滞気味。
いつもより30分近く遅れて学校に到着し、構内に入ると、建物の窓ガラスがあちこちで割れていた。
そして、掲示板には全講義の臨時休講の知らせ。
友人が住む、大学近くの下宿に行く。
友人の部屋に入ると、「こばやん(←学生の頃から呼ばれていた)、すごいことになってるよ!」と第一声。
テレビの画面では、ヘリからの映像で、燃えさかる長田の街が映っていた。
初め、ハリウッドの映画かと思った。でも、現実に起きた出来事だった。
倒壊した阪神高速やビルの映像が次々映し出される。
しばらく、友人2人とテレビを見入っていた。
まだ学校に出掛けてなかった友人に、全講義が臨時休講になったことを伝えて、帰宅した。

それからどうしたのかは忘れてしまったけど、あの日の朝のことは未だに覚えている。

自分は幸い、何事もなかった。
だから、被害を受けられた方の辛さを理解することは、表面的にしか出来ない。
本当の辛さは、その立場にならないとわからないだろうから…。

あれから15年。
街並みを見る限り、神戸の街は何事もなかったような感じ。
映像で見た景色はどこにもない。

この先、あの悲惨な景色を見ることがなければいいな、と切に願う。