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私は、料理や食べることが好きです。 といっても、いわゆるグルメではありません。 でも、グルメではないにしても、回転寿司で食べるよりも、月一度でいいから鮨屋さんで食べるほうがいいです。 そして、料理番組をみたり、ネットでレシピをみたりして、自分でつくって食べるのが好きです。 自分でつくるときも、レシピそのままではなく、自分なりにアレンジしてつくるのが好きです。 いつもつくっているものに、きのこ汁があります。 椎茸・舞茸・しめじ・えのきを2パックずつ、深鍋でたっぷりのお湯で煮ます。 これには味付けはせずに、みそ汁・湯豆腐・スープなどのベースとしてつかいます。 湯豆腐といえば、私は夏でも、冷や奴よりも湯豆腐のほうが好きです。 でもさすがに、今年の夏の暑さでは、湯豆腐はしていません…… |
本を読むのが好きです。 おもにミステリィを読みますが、その時その時に興味のあるテーマの本も読みます。 ミステリィは、一人の作家の作品を、すべて読んでしまうという感じです。 すくなくとも、大阪市立図書館にあるものは、読んでいます。 以下の作家さんの本は、全作品読んでいます。 赤川次郎 阿刀田高 有川浩 泡坂妻夫 石沢英太郎 石田衣良 加納朋子 北村薫 北森鴻 鯨統一郎 近藤史恵 今野敏 佐野洋 高田 崇史 西澤保彦 仁科英之 光原百合 宮部みゆき 村山由佳 森博嗣のミステリィ 森 雅裕 山本周五郎 横山秀夫 若竹七海 |
思いつくままに、ろいろなことを書いていこうと思います。 本好きで、子どもの詩も好きです。 好きな詩について、感じたことを書いてみます。 結婚 新川 和江 呼びつづけていたような気がする 呼ばれつづけていたような気がする こどもの頃から いいえ 生まれるずっと前から そして今 あなたが振り返り そして今 「はい」とわたしが答えたのだ 海は盛りあがり 山は声をあげ 乳と蜜はふたりの足もとをめぐって流れた ひとりではわからなかったことが ふたりではわけなく解ける この不思議さ たとえば花が咲く意味について はやくも わたしたちは知って頬を染める わたしたち自身が花であることを ふたりで咲いた はじめての朝 「結婚」は、中学生以上の子どもたちに、ぜひ読んでもらいたい詩です。 いま、子どもたちのまわりには、劣悪な性情報があふれています。 ひるがえって、子どもたちに正当な性教育をしているはずの学校でも、「生殖教育」「性器教育」をしているとしか、私には思えてなりません。 性教育とは、まさしく人間教育であるべきです。人間としてのよろこび、人間としての生き方、その一分野として、性のことがあるのだと思います。 〈そして今 あなたが振り返り そして今 「はい」とわたしが答えたのだ〉 この二人が結びつき、 〈はやくも わたしたちは知って頬を染める わたしたち自身が花であることを ふたりで咲いた はじめての朝〉 この詩の世界には、「援助交際」などというものが入り込む余地は、微塵もありません。 そして、 〈ひとりではわからなかったことが ふたりではわけなく解ける この不思議さ たとえば花が咲く意味について〉 という、人間と人間との、結びつきが生まれるのです。 そういう結婚、そういう結びつき、そういう性を、子どもたちに知ってほしいのです。 劣悪なものほど、より刺激的になっていきます。ですから、思春期の子どもたちが、興味をもち始めるのも、無理からぬものがあるとは思います。しかし、とりこまれてしまわないようにしてあげるのが、大人の責任ではないでしょうか。 「結婚」のような詩を読めば、人間としてのよろこびの性に、感動するのではないでしょうか。 家庭では、学校でしているような「生殖教育」「性器教育」ではなく、「結婚」のような詩を間にすれば、子どもたちと、結婚とは、人間と人間の結びつきとは、性のことについても、話し合うことができるのではないでしょうか。 |
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