10年前に私が救急で運ばれ10日間病名の判定がされないまま絶対安静の状態が続いた後、血液検査の痛みの数値が下がり、退院の話が出た日の真夜中…見回りにきた女性の看護師が、“あなたが、私の父親か恋人だったら、この病院を出てから他の病院で再検査することを勧めます。この病院がだめだと言っているのではありません。他の病院で分からずにこの病院で分かることもあるのですから…。” 所謂セカンドオピニオンの勧めである。幸い私は退院前の最終の検査で病名が分かり緊急手術をした。おそらくそのまま退院していたら死んでいたと思う。 今でも、夜中に私に話しかけてくれた看護師さんが忘れられない。 だから、私は知人にセカンドオピニオンをすすめるのだ。 |