それでは解答です。
まずは、図をご覧ください。
図のように、
トイレットペーパーのロールを、
半径方向にザックリ切ると、
紙と芯に分解できます。
そうです。
トイレットペーパーは分解すると
台形の面をもつ四角柱に変身するんです。
その台形は、
上底=芯の外周
=30πmm
下底=ロールの外周
=200πmm
高さ=(ロールの直径-芯の直径)/2
=(200-30)/2
=85mm
になることが解ります。
さらに解りやすいように、
台形の面積を求めるとき習ったように、
変形すると、
台形は、
長さ(200+30)π/2mm、
高さ85mm
の長方形になります。
あとは、この長方形の中に、
厚さ40μmの紙が何枚積み重なってるかを考えると、
高さ85mm/厚さ40μm
=85×1000/40
=2125枚
もとのロールの巻き長さLは、
長さ(200+30)π/2mmの紙を
2125枚繋ぎ合わせた長さに等しいので、
L=(200+30)π/2×2125
=230×3.14×2125/2
=767.3×1000mm
=767m
正解は『767m』でした。
(π=3.141…で計算した人は、
768mになったかも?)
最後に、
最も簡単な解き方をご紹介します。
単純に、
『ロールの断面積を紙1枚の厚さで割る。』
という解法です。
ロールの断面積は、
ロールの全面積から芯の部分を引いたものなので、
{(200^2-30^2)π/4}/(40×10^-3)
=3910×10^3×3.14/160
=767.3×1000mm
=767m
うん、このほうが簡単だね♪ |