白洲次郎 最近NHKでドラマ化放映された。 前宣伝で楽しみにしていたがうっかり第1回を見逃してしまう。残念。 第2回は見逃さないようしっかり録画。(それにしてもTVにハードディスクとは便利な世の中になったものだ。) さておき、白洲次郎が持つ日本の男にかつてあった「気概」、「実直」、「正義感」、「毅然」・・・・のような言葉はどこにいったのだろう。 昨今の政治家その他公職人にはないのだろうか。 打算的な損得勘定で行動したり、長い物に巻かれろではないが保身一辺倒はどの世界でも多い。 白洲次郎は自己の主義主張、信条を大事にした人として共感できまた、尊望する。(世の中には根拠なき自信の類はよく目にするが) また、数々のエピソードはあるが相手の地位・身分(上位、下位)問わず言動が終始一貫しているところがすばらしい。 白洲次郎の人となりを表す言葉で興しろい言葉を二、三。 ・占領統治下のGHQに対して 「われわれは戦争に負けたのであって、奴隷になったのではない」 ・日本男性に対するメッセージ 「今の日本の若い人に一番足りないのは勇気だ。「そういう事を言ったら損する」って事ばかり考えている。」 (“若い人”は昭和時代なので今現在なおさらであろう。) ・妻正子との結婚を承諾してもらうため、正子の父に言った台詞 「お嬢さんを頂きます」 (さすが!) 余談だが、白洲次郎とまではいかないにしろ昔の人には少なからず、こうゆうすばらしい面はあったと思う。 今はいないが子に多くを語らなかった父親について思い当たるところが朧ながらあったような気がする。 (後に母親から聞かされ知ることも多かった。不肖ながら息子はたいしたことがないのだが。) 福岡市内で今週末より白洲次郎と正子の世界展とのことなので気が向いたら足を延ばして見よう。 |