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自然派の気ままに一言

 
2009-03-26

謙虚な気持ち

カテゴリー: 日記
このたびのWBCに興じた人も多いだろう。その内容は他に譲るとして昨年のオリンピック以来感じるところがある。

公の場での韓国側の横暴な振る舞い、言動は置いとくとして気になってた日本側の姿勢だ。今大会では相手の無作法に反意を持って決起させられた結果、勝利に大きく貢献した観もある。

アメリカを始め主要な有力国は最初から結果が分かったかのようだった。
すなわち開催前から自国の実力優位であるとの驕りだ。それゆえ相対した場面で観戦側に試合そのものの興味を沸かせない。
こと韓国選手は日本との対戦で初回からヘッドスライディングしていたという。
理由はどうであれその闘志は見習うべきところだ。

相手に誘起されたとはいえ日本側にオリンピック当初見られなかった姿勢は後半幸いにも強く表れたのが良い結果につながったと感じる。
(オリンピック当時、日本選手が言っていたのは相手の気持ちが一枚上だったなど。相手云々より本人に強い気持ちがないのかとあきれた。)

本題だが。
なぜこんなことを言っているかというと少なからず周囲の人に感じてきたことがある。
老若男女問わず日本人はアジア各所に行くと変な驕りを強くし、現地への蔑視態度が顕著だ。たとえば、二言目には「日本では・・・」、「日本人は・・・」と言う人をよく見かける。露骨に表現しなくても、間接的に言動に表れることもある。
(こうゆう場面に遭遇するとあなたが創造したのか、見識の狭い個人の常識かどうしたのかというような事を思う。他人、自分の下らない自慢よりも純粋に相手側の文化、習慣などを理解する心の余裕を持ちあわせないのかとつい思う。)
一方、自分に利があることには低姿勢だ。(言う側の多くは気づてないようだが、相手もばかではないので見透かされている。)
ところが、変なコンプレックスからなのか欧米に対しては謙虚(腰が低い)。
こういったちょっとした事が依然、周辺諸国に溝が埋まらない一因なのではと感じる。

自分も若い頃こうゆう面は少なからずあった。それでも相手に先入観なしに素直に接すると、対応は違う。(いまでもこの気持は大事にしている。)

確かに多くの面で優位性のあることは多々ある。しかし、これはたまたまその時代、環境にいるというだけで立場変わればどうだろう。
日本もちょっと前まで何もない時代だった。
体制、環境など違いはあるが、やはりその国、人に対する尊厳は大事にしなくてはいけない。
たとえ、期待通りの結果が返ってこないにせよ(相手に一方的に期待しないほうがいい)常に謙虚な気持ちは持つべきだとは思う。

虚栄心のような外に対する高慢なプライドまがいではなく、内に対する謙虚さ(自己への客観的な視線など)は必要だと思う。
同時に劣者、弱者に対する優しさしかり

愚痴っぽくなったが、ずっと引っ掛かることなので書いてみた。