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自然派の気ままに一言

 
2009-03-21

大河ドラマに思う

カテゴリー: 日記
昨年「篤姫」を無視して以来、今年はと「天地人」に期待した。
回を重ねるも、なんとなく物足りない。やはり同じように感じる人も多いようで視聴率も減退のようだ。
顕著なのが中心となる主役のミスキャストだとの意見が多々ある。同感だ。
史実と嘘の面は置いておくとしても、智略を秘めた一武将を表現するにはあまりにお粗末としか言いようがない。人には向き不向きもあるだろうし、役者自身、特段、批判するわけでないのだが、真剣に人物像を理解・表現しようをしているだろうかと疑問符が残る。それゆえ何も伝わってこないと感じる人が少なからずいるだろう。
(数年前に歌舞伎役者が頻繁に泣く作品があったが、人情ものの如く武将たるものが人前で簡単に涙腺が緩むことがあっただろうか。この点は大いに不満だ。)

人それぞれの見方はあるが、興味本位のドラマと違い、大河ドラマには史実に対する尊厳、正確な時代考証が求められるし、この点に期待する人もいる。

つい批判調になったが期待してただけに残念だ。

前々回で亡くなった上杉謙信役の阿部寛。
彼は役柄問わずオールラウンドに事をこなせる俳優だとあらためて感じた。ドラマなどはあまり見ることはないが、台湾に行ったいたときに再放送?をみた。
(出張に出ることが多かったせいか国内事情には疎く、「看護士」が分からなかった。いつ「看護婦」と呼ばなくなったのだろう。?)

因みに台湾では公共TVは有線放送で数10チャンネル(CH No.は100ちょっと)ある。日本の番組はNKH、過去の娯楽番組など数CHある。
その数少ない放送のなかで、確か「結婚しないorできない男」?だったか主演ドラマを流していた。阿部寛演じるキャラクターが面白いので時々見ていた。外貌は少々譲るとして(気にしないで)、ドラマながら似たところがあると勝手に感じてから妙に親近感をもってしまった。
さておき、以来役者としての資質の高さを認めるところだ。