そろそろあのいまいましいスギ花粉が飛ぶ季節だ。(その後ヒノキもあるが) 子供のころは何も反応しなかったが、ここ数年来いつも悩まされる。 高度成長期の見境のない植樹により浮遊量が増えたのが、主な要因だそうだが 抵抗できる許容量を超えた人も多いのではないか。 人並みに世間で効用があるといわれるヨーグルト、てん茶などいろいろ試して見た。 が、どれも効いたか効かないか分からず症状に変化がなかったような気がする。 本当にひどい時は吐いたこともあった。春先はかかりつけの医者で薬をもらうようにして いる。(ステロイド系は副作用が怖いのでもらわないようにしている。) 東大の著名な学者が言っていたそうだが、医者が正確に患者の病気を判定できるのは 生涯の診断数のうちごく数割でかなり低いそうだ。 ということはかなりの誤診もある。 それもそうだろう。 患者からの聴診、器材といった外からの判断では人の内面に 起こってことを窺い知るに限界があるだろう。 もちろん、論理だって正確に分かる こともあるだろうが。 自分は疑い深いというか慎重な面があるので、ちょっとした事以外の不調で医者にかかるときは、必ず大きな病院で3つぐらい診断を受けるようにしている。 大きな病院は患者数に比例して診断数が多くより正確な判断ができることに疑いの念は ないと思われるが、医者も人なので各人各様に見識が異なると思う。 (実体験に子供のころ腰から下に激痛があったときこと。近くの街医者に行くとレントゲンで見ても異常はないし一時的に痛めただけという。我慢できないので離れた大手の医者 に行くと同じような写真を見て明日から入院しなさいという。 所詮、人の判断とはこん なものだ。) 最後に自分を守るのは自分だ。専門的な判断は依存するとしてもそれを評価するのは あくまで本人の責任だ。 疑い深いとは書いたが、何でも物事を鵜呑みにせず冷静に自己責任で判断することを本意 としている。(判断というのは他人の話を参考にする、調べるすなわち広く情報収集した上で自己決定することだ。) 薬は物心ついたときから、医者からの処方有無に関わらず極力飲まないようにしている。 抗生物質は体内に蓄積されるし、副作用がないともが限らない。その上、人の自然治癒力の障害になることもある。 若かりし日はそれでよかったが、年をとるとそう入ってられない。 不測の事態とならないよう、最近はできるだけ飲むように心がけている。 (以前は薬の本で何か調べることもあった。最近は、便利になり医者にしても病気にしても薬にしても簡単にネットで調べられるので助かる。) 抵抗力は若いころにつけないといけないと思い、心身を鍛えることがあった。 関係ないが猛暑の日などエアコンを最低温度まで効かせて布団を掛けず、裸で寝ても なんともなっかた。冬場にはシャツ一枚で毛布などは使わず過ごしていた。 (悲しいかな今現在そうはいかない。) 子供のことは分からないが小さいころからできるだけ薄着、裸で居させると外の環境に対して抵抗力が増すと思う。 花粉症の話に戻ろう。 やはり一番の防御策は「君子危うきに近寄らず」である。 最近流行の機密性の高い マスクはなかなか重宝する。 それでも体に付着した微粒子に対しては完全には防げない。 別の方法がある。花粉のある環境に居ないことだ。一見非現実的で無茶な話だがある。 幸か不幸か数年来、花粉飛散の時期に台湾を往来していた。正確に調べたわけではないが 原因となる花粉自体がない?少ない。 仕事で現地に出かけるとぴたっと症状がなくなる。ビザの都合で2、3日一時帰国すると すぐ症状が再発する。また行くとなくなる。 よってこの時期、国内ではなく台湾にいたいと思うことがある。 それにしてもつい春先は雨を期待してしまう。 |