………… 一年前は ………… 「君は可愛いね」 「そうかな…ありがとう」 ………… 半年前は ………… 「本当に君は、可愛いよね」 「外見以外で褒める所ないの」 ……… 最近は ……… 「いつ見ても、君は可愛いよね」 「そんなの知ってるよ」 † きっかけは、君が言ってくれた言葉からなんだ。 去年の五月、僕は君から逃げようとしたよね… 「僕とは、付き合ってもらえないよね。諦めた方がいい?」 と、言ったら君は 「まだ分からないよ。だから、頑張ってよ。」 僕は、「頑張ってよ」の言葉が、とても嬉しかったんだ… ずっと、今もその言葉が嬉しくて… また、君に言ってほしくて、僕は聞いたんだ… 「最近、「頑張って」と言ってくれなくなったよね?」 「頑張ってとは、言わない事にしたの。」 「なんで?」 「だって、あなたは私の為に頑張ってくれているの知ってるもん。」 その時に、我慢していた言葉が、頭の中でとまらなくなっていくのを感じた。 言うのは早くはないのだろうか… まだ、言っちゃだめだよね… なんとか、心を静めなきゃ… 大切な時の為に、我慢しなくちゃ… 我慢しよう。 我慢しよう… ずっと我慢していた言葉を、君の前で、とうとう言ってしまった… 「愛してる…君を…」 君は、僕の目を捕まえたまま、返事をしてくれたよね… 「そんなの知ってるよ。」 目を離さないままの彼女がそこにいた… 僕は自然にキスをしようとしたら、彼女は抵抗する事なく、言ってきた。 「付き合う前に、キスをしたら終わりだからね…」 板チョコ一枚の距離が、20秒程続いた… 「そんなの知ってるよ。」 とても楽しい時間でした。 「愛してる…」 「知ってるよ。」 |
そこには、大好きな君が僕の傍にいてくれますように…