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daylight garden

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2008-11-19 21:30:05

あるサクラさんとの文通。

カテゴリー: 日記
 せっかくだからこのブログには、自分のもともとの(いわば本家の)blogには書けないようなネタとかを書こうと思う。

 本家のブログには書けないとっておきのネタを一つ。
 自分はある出会い系サイトのサクラさんとメールのやり取りをしていた事がある。

 上手く乗せられて登録してしまった(アホやがな ^ ^ ;;;)ある出会い系サイト。
 もちろん登録してしまった後はアクセスもせず届くメールも読まず放置していたのだが、ある日「彼女」からのメールは届いた。

 内容は一見して「サクラ」だと分かったのだが、彼女の文体は、独特のリズム感と言うか、なにか不思議と心惹かれるものがあって、つい返事を書いてしまった。

 こっちが返事を書いて数分後には、彼女からまた返事が届いた。
 さすがサクラさん、レスポンスが速い速い(笑)

 こっちも知らん顔で自己紹介などをしてみる。さり気なくプローブな話題を入れて探ると、神戸近郊在住と言いながら、全く神戸の土地感が無い事が分かった。
 こりゃ確定だな(笑)

「あなたがサクラさんだということは分かってます。でも、あなたのメールには魅力を感じるので、メールのやり取りならお付き会いしますよ」
 かくしてサクラさんとの文通が始まった。

 思えば、無料ポイントを使いきった後は、1通あたり300~400円かかるのだから、海外ペンパル並みに高くつくメル友である(笑)
 それでも3日~1週間に一度くらい、ぽつぽつと送るようなペースでメールのやり取りは続いた。


 「彼女」、本当に「彼女」は女性だったのか?出会い系のサクラといえばたいていは男である。
 これについては確信がある。彼女は「女性、あるいは天才的に女性の真似の上手い男」だった。
 始めの数通のやりとりで分かった事だが、彼女の文章には女性特有のロジックがあった。これは、男が真似ようとしても真似られるものではない。


 そんなこんなで半年ほどメールのやり取りは続いただろうか。
 途中、「会う」約束もした。99.99%来る訳ないと思いつつ(笑)

 待ち合い場所には、もちろん彼女は来なかった。
 全く腹も立たなかったけど(笑)


 それなりに長くやり取りはしたので彼女の事は、霧の向こうとはいえ、なんとなく分かって来た。auの携帯電話をつかっていること、お家はおそらくは広島郊外らしいという事。
 別にそれ以上追求しようとも思わなかった。
 サクラさんとはいえ、たまに文中に紛れ込んでしまう彼女の本音というか「ため息」のようなものが、なんとなく愛らしいような気がしていた。


 そのうち、メールの間隔が空くようになり、彼女の文も短くなり、「もう頃合かな」と思った時に返事を書くのを止めた。
 それで彼女との、長いようで短かった文通は終わった。


 今もそのサイトにログインすると彼女のプロフを見る事は出来る。
 多分、「本当の彼女」とは違うであろう、その写真を見る度に懐かしいような気分になる。

 今も元気かな?
 きっと彼女は元気だろう。彼女に幸あれ。