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そこはスキージャンプで有名な

極寒多雪北国の町

調剤をしながら店番の月曜日

隣の犬がやけに鳴いている


どうしたのだろうと外に出てみると

さっきまで雪かきしていたはずの隣人の姿が？？

家に近づいたところ

家の中で倒れている隣人が見えた

扉には鍵が掛かっている

警察を呼び

窓を割って進入

救急車で病院へ運び

隣人は一命をとりとめた


ドクターの診断は脳梗塞

患部は

運動機能とは異なる

生命を司る部位に近く

手術が出来ない

２～３ヶ月は入院して様子を見る事になるかも知れないと言う


隣人は高齢の男性で愛犬と一緒に独り暮らしだった

その犬がいなければ

そのまま命を落としていたかもしれない

ここで一つの問題が生じた

男性が入院している間

犬の世話をする人がいない

そうかと言って

その命の恩人を処分する訳にはいかないし

退院後はリハビリにも大きな役割を果たすでもあろう


一ヶ月数十万のペットホテル代金を捻出する事も出来ない

身寄りの者は

みな数百キロ以上離れた・・・・