はよ~ T字路脇に置かれた 2台の児童販売機 のどを潤そうと その前に立ち止まった 左側の一台は 赤い姿をしていて おそらく チョチャチョ~ラ系だろう 一方 右側の一台は 淡い色合いだった 赤系を見上げて 硬貨を投入しようとした ところが なかなか投入する事が出来ない 背が届かないのである おもいっきし腕を伸ばし 少し飛び上がっても うまく的が決まらない 自分の全長の限界に 追い討ちをかけるように 赤いそいつは ブロック二つ分も 嵩上げしてあるのだ ようやく コインを一枚投入する事が出来た ”よし! 次は商品ボタンだ ” 更に的を絞り 意を決して 目当てのボタンに挑もうとしたその時である ガチャン^^^ 突然販売機の扉枠が外れて 扉が斜めに動いた ”おっと... ” 危うく その扉と共に倒れるかと思った がしかし 扉は右側がずれたのみで その崩壊は免れた様子 かろうじて 左側の兆番が支えているのか 傾がる動きが止まり 自分も前のめりながら なんとか脚を踏ん張る事が出来た ”弱ったな これじゃボタンが押せない ” 扉の中央付近に目をやると [お客様連絡先] なるフリーダイヤルがあった 2つある番号の内 読む事の出来た大きな数字に掛けてみる 通り一遍の営業挨拶文言の後 こちらの情報を入力せよとの声が聞こえた ・・あ~自動応答ダイヤルってやつか・・・・ 始めの質問には どうやら〔7〕を押すらしい 目をショボショボさせながら 携帯の右上を押した 次の課題は・・・ そうこうしているうちに ノイズが押し寄せてきて 次第に声が聞こえなくなっていった ”えっ? 何?・・・・わからないよ ” 周囲の景色も 急に暗く見えなくなった |
好かれる事はまずありません