はよ~ :
エレベーターに乗って
一階フロアーに降りた
そのエレベータは
前面ガラス張りで
昇降ダクトの内壁も見える
一階フロアーに到達する寸前で
エレベータ内で
軽く跳ねてみた
エレベータは
籠内荷重の変化を検地して
定位置付近で
数回
上下に停止位置がずれた後に
扉が開いた
フロアーに降り立つと
得意先主催の
食事会が催されていて
自分も端の席に着いた
そこは
手づかみでの食事で
自分の前には
天ぷらの皿があった
いろいろな料理は用意されていれど
取り皿は無いので
各自近場の料理を
そのまま口に運んでいた
そうこうする内に
出発の時間となったと言う
先を急がされ席を立つ
どうやら
海外工場へ案内されるらしい
団体搭乗に際し
個々の荷物登録をするとの談
係りの下足番が人々の履物を預かっている
自分は2足あるので
その一つを預けることにした
ところが
下足番の兄ちゃん言うには
”サイズ不明で登録が出来ない ”
数回の問答の末
靴の裏を見せて
そこに記された値を入力させた
とんだ足止めを食った
前を見ると
人々の姿が無い
先を急ごう
チェックインのカウンターへ行くと
内容物の一覧表を提出せよと
係りのおねぇさんが言う
”中身は判らないよ ”
ベルトを外した
上着を脱いだ
一応音は鳴らない
”どこへ行くの? ”
”知らないんだ チケットも未だ渡されていない ”
”みんな見えなくなった ”
係りのおねぇさんを連れ立って
カウンターの外を探す
しかし
それらしき人々の姿は見えない
”こっちじゃないの?”
連絡用列車のホームに連れられて来た
そこには
さまざまな種類の列車が停まり
いろいろな衣装をまとった
人々が忙しく乗り込もうとしていた
|
好かれる事はまずありません