acchan.com恋愛お見合い - 無料の婚活サイト  どなたもログインしてません  

SOLILOQUY

ひとりごと

▼    ... | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | ...
May 26, 2014 11:38:37

風景

カテゴリー: 日記
この静かな写真は、私が毎朝通勤で乗る車輛からの風景である。この場所では、電車がかなりのスピードで移動しているので、写真の静止画像でみると実際とはかなり違うイメージにうつる。
人間は自分が写真のように物を見ていると理解している人が多い。だが人は静止画像で物をとらえていない。空気、雰囲気、光、影、匂い…どちらかと言うと、それらを総合的に感じ、イメージとして物事を捉えている。

写真の世界は、自分の見ている世界とは全くの別世界なのだ。

因みに私は、‘電車お宅’ではない。電車の一番前の車輛から見る景色が好きなだけで、今…、電車に興味がないことは申し添えておきたい。
May 25, 2014 10:47:34

薔薇

カテゴリー: 日記
写真はピエール ドゥロンサーヌというフランス産の薔薇の花である。

今、私のいるビルの入口で咲いている。マダムがレストランを経営していた時に店の前にあった薔薇の鉢植えを、このビルに移転するときに持ってきたのだ。

レストラン時代からのマダムの顧客が、一年に一度集って薔薇を愛でながら食事会をするのだが、今年は昨夕行われた。私も以前参加したことがあるが、そうそうたるメンバーである。
三ツ星レストランのシェフ、海外婦人服ブランドのデザイナー、病院の院長夫人、出版社の社長、大学教授等々…でも、みなさんすでに引退なさっている。マダムの店へ来られる時にお出会いするが、会うたびに年をとり、皺が刻まれていくようだ。

今年の薔薇はいつもに増して艶やかである。集まった人達は、美しいものに触れ、生命力を吸収しているように見える。そして薔薇はその役目を終え、もうすぐ花びらを落とすのだ。
May 24, 2014 10:10:02

死後

カテゴリー: 日記
昨晩、マダムの店の外から薔薇のおじさんがマダムと話をしているのが見えた。いつものように軽く挨拶して帰ろうと、店の扉を開けた。薔薇のおじさんは、私と同じ大動脈解離になり手術はしなかったが食事療法と投薬を続けている。その後癌で手術もしたから、見るからに不健康そうである。
話しの拍子に死後の話しになり、私の考えている‘死’について話すと、おじさんは真剣にいくつもの質問を返してきた。
ふと、おじさんが‘死’を恐れていると感じ、さらに力をこめて私が死を恐れていない理由を話した。

どれだけ、おじさんに勇気を与えられただろうか?別れ際…おじさんの顔の強張りが薄らいでいた。

死に直面した時、その痛み・苦しみ・恐怖は、私も拭い去ることはできない。しかし、それを望んでいる自分もいることを私は確信しているのだ。
May 23, 2014 16:27:39

流儀

カテゴリー: 日記
昨晩、ある事故の責任の所在を問うために工事業者と話をした。明らかに工事の不備によりに起こった事故であるが、工事業者は根本的責任が他にあると言い張った。

話が進まない…。
私は“あなたの言い分が分からないわけではない。だけど、あなたが責任を回避すると迷惑をかけたところへの謝罪をするものが誰もいなくなる。あなたは、ご自分には責任がまったくないと思っているのですか?”と、問うた。そうすると彼は黙った。

話がこじれればそれなりの費用を払って第三者の世話になることになる。賢明な者同士なら時間をかけずに当時者同士…数字で片を付ける。

そんな妥協点をみつける私のやり方に、“甘い!”と言う人がいる。
だが、私はそんな進め方しかできない。振り返ってみて、それなりに決着がつき損をしたと言う記憶がない。

自分のやり方で。これからもやるしかないと思うのだ。
May 22, 2014 11:42:09

同類

カテゴリー: 日記
薔薇の園芸家と知り合いになり、昨日彼が自分の趣味で手を入れている薔薇園に行った。
早朝の雨でたくさんの花びらが地面に落ちていて、見ごろは昨日だったと説明されたが、私には見事に管理されているように見えた。開花時期には、たまに近所のおばさんたちを園にいれてハーブティーを振る舞うらしいが、彼の薔薇園は、あくまでも自分の楽しみのためにある。

彼とは教授を通して知り合った。概して散っていくものに心をかけることのできる人は純粋だと思う。
研究者である教授と同じように話していて楽である。
仕事は違っても、同じ類の人が群れていると、つくづく思う。
これからも、教授との縁を大切にしたい。
May 21, 2014 17:56:12

生育

カテゴリー: 日記
今日は、朝から尊敬する教授といっしょに、私の町に植えられた…ある樹木の生育状態の調査に行った。夜中のうすら寒い大雨が、嘘のように、昼前から夏日に変わった。強い照り返しの日差しを浴び海に沿って樹木の状態を見て回った。

お目当ての樹は潮風にめげず、水が少なくても逞しく育っていた。
どんな状態でも生きてく植物があるのだ。
私も、自分にそんな逞しさがほしいものだと思った。
May 20, 2014 15:58:08

関係

カテゴリー: 日記
町を歩いていて、知人から声をかけられた。彼は事業に失敗し、昨年10月に全店舗を閉め町から離れた。

やつれているでもなく、いつもと同じ様子で安心したところ、お茶を飲みに行こうと誘われスタバへ向かった。そしてアイスコーヒーを一杯づつ頼み小一時間話をした。
彼の突然の店舗撤退で利害関係がある人とも私は知り合いだから、そこのところは全く触れない話に終始した。

人それぞれに考えがあり、言い分がある。今後の彼との関係のなかでは、これまでと同じように利害関係を作らないでいようと思っている。それが長く付き合うポイントに違いないと思うのだ。
May 19, 2014 11:14:07

体勢

カテゴリー: 日記
電車の運転席の後ろから前方の線路をみていると、カーブが近づくと、どのように車体が傾くかが分かってきた。そして傾きの反動で逆方向への揺れと共に車体のブレが発生する。別に物理的な法則を言うつもりはないが、前へ進むと言うことは微妙なブレを伴うものだと理解できた。

ブレが生じるものだと分かると、常に揺れに対する身構えができるから、最近になって、やっと吊革を持たなくても立っていられる。

みんさん電車の一番前に乗ってブレの予測を体験してみていただきたい。
揺れに対応できる体勢を見につけようではありませんか。
May 18, 2014 09:52:12

胡桃

カテゴリー: 日記
今朝電車のなかで、年配の男性が片手にクルミのような凹凸のある物体を片手の中で、音を立ててクルクル回していた。私にとっては、とても耳障りな音だったので「その音は気持ち悪いから止めて下さい!」とか「みなさん迷惑されていますよ!」と喉元まで声が出かけたが、こらえて…いぶかしげに男性の手を見つめサインを送ってみたが、男性は我関せずという風に回し続けていた。

私がその場から離れるという手もあったけれど、運転席の後ろからは離れたくない。
だから、線路を見つめながら他のことを考えるようにしたら気にならなくなった。

ものごとに集中し過ぎて、イライラを感じたときには、気分転換が必要だと思う。特に口に出せないことは、気を紛らわせて乗り切ったほうがいいのかもしれない。

それでも、思っていることを相手に悪意を持たれないように伝える術は持ちたいものだ。
May 17, 2014 10:53:11

理解

カテゴリー: 日記
視力が良いと言うことは、すべてのものが良く見えると言うことだが、良く見えるということが、そのものを良く理解できると言うことではない。
視力が悪いと言うことは、すべてのものがあまり見えないと言うことだが、見えないことが、そのものの本質を理解できないと言うことではない。

物事を理解するために必要な視点は、先ず俯瞰する位置に立つかどうかであり、その意味で目の悪い人が、物事をボーッと眺めるように見ていることは、大局を見るにつけ有利なように思う。

とりわけ、視力の良いものが、最初に自分の目の良さに頼らず、敢えて目を細め視力を低下させてみるような…、あまり細かいところを見ないところから始めることが、一番正しい理解ができるように思う。
▼    ... | 29 | 30 | 31 | 32 | 33 | 34 | 35 | 36 | 37 | ...