"STAR TREK" 観て来ました。 あのクルーでもう一度、あの話を始めるなら、多分この手しか無かったとは思うが。 しかしえらい荒業をつかったもんだ。 よく出来た面白い映画だった。 再確認できた事。 :たまにブチ切れるのは、やはりスポックの生来の性格だった。 驚いた事 :バルカン星にも性悪のクソガキが存在した! ***** STAR TREKは「宇宙冒険」ではなく徐々に「宇宙戦争」の物語に姿を変えてしまった。 それは、あの日以降、仕方の無い事だと思う。 たとえSFドラマであってもファンタジーとして戦争を描く事が、本当に難しくなってしまった。 どんどんミリタリー色が強くなっていき、それが結果としてテレビドラマシリーズとしての寿命を縮ませてしまった、のだと思う。 それを言うなら、2001年9月11日以降、アメリカの映画もドラマも皆変わってしまった。 もう、それは仕方が無い。 でもこの映画は、映像こそこれまで見た事の無い緻密さで宇宙戦艦同士の戦闘を描写しているものの、物語の根底に流れるのは、むしろ非常に懐かしいテイストの宇宙冒険譚だった。 そう「宇宙大作戦」そのものの。 「スタートレックなら、まだまだ宇宙の冒険を物語る事ができる!」と見事に証明してくれた。 |