週末の夜、それも夜中になるとマクドナルドを食べたくなる。 それほど好きなわけでもなく、それほど美味しいわけでもなく。 むしろ食べない方がいいぐらい、体に悪いのはわかっているのに、なぜ食べたくなるのか? ビックマックが出来上がるのを待ちながら、何となく考えてた。 思い至った。 あぁ、これは忘れないための「自戒」なんだな、と。 自分を好きになってくれた人に、どんな寂しい思いをさせてしまったのか、それを忘れないために、無意識の自戒なんだな、と。 いつも買いに来る度、そのことをぼうっと思いだしているもの。 失職して、心を病んだときのクリスマス、彼女は自分の家までお弁当をつくって持ってきてくれた。 自分はメールも読まないほどの状態になっていたので、気がつかなかった。 気がついたのは、真夜中に目が覚めたとき。 ずいぶん長い間、そのマクドナルドで待っていてくれたらしい。 今でも、思い出す度に悔やむ。 せめて、もう少し早く気がついていれば。いくらなんでも、もう少し早く気がついたら、マクドナルドまで会いに行ったはずだ。 後悔しても、もうどうにもならない。時間は戻らん。 でも、二度とそんなことをしないため、忘れないために自分は好きでもないマクドナルドを買いにいくのだな、と。そう思う。 書いてたら、やっぱり食べたくなってきたよ。 別に好きでもないマクドナルド(苦笑) |