自動車運転免許証というものは時々姿を変化させる 現在持っているものはICカードになっていてICチップが内蔵されている 非接触型のICカードなので銀行のそれとは違い金属の端子が剥き出しに なっていたりはしないが、この中には膨大な個人情報が収められている その御陰で免許証の表示欄からは本籍地の記載が消えることになった 次の更新時には、本籍地の欄そのものが無くなっていることになる この情報を使ってこれまで以上に厳格な本人確認などが可能になった のであるが携帯電話の契約窓口などでは、この情報を読みとる端末を 導入する考えは無いそうである レンタルショップや電話の契約ぐらいならば、これまでのように 表面に記載された内容を紙にコピーするだけでも十分であるが 色々聞くと、高価な端末を導入してまで、このチップ情報を活用 しようとする向きは殆ど無いらしい まだまだ、将来に向けた情報インフラの整備の一環に過ぎないと いった様相が強いように感じている ところで、この免許証はかつては免許の有無を1・0で表していた 種類としては9/11で0が2つだけ残ってしまっていたのだが あるとき二輪車における中型限定の境界を普通二輪という免許区分 にしてしまったがために足らないものが3つに増えてしまった しかも、そのうち2つは下位の含有資格なので、そのまま埋められない のである。しかし、その後に四輪までが、中型というカテゴリーを新設 したので、種類としては一種二種合わせて更に2つが追加された 普通の既得者は、中型の限定免許という非常に中途半端なものになり 普通の欄は空くことになった。これももう後からは埋められない追加である ここで気に入らないのは結構苦労して、眼鏡条件やら二輪の条件を 消したのにも関わらず、新たな条件が加えられてしまったことである 私の場合は、大型もあるので、多くの方と違って、この条件は 四tトラックまでの貨物車に対する限定を意味するわけではない 貨物ならば旧制度で言う特大も含めて全く制限無く運転できるが 大型二種を未取得にしていたために、普通二種が中型二種になった そういう種類のものである。しかしながら、この極めて分かり難い 中型二種の8t限定という免許に実車の車両区分として、果たして どれだけの意味があるのか実際のところ全く分からないのが実情である |