今朝のめざましテレビで架空の存在だった夢の飛行機が
人を乗せて優雅に飛ぶところを放送していた
映画の公開から四半世紀を超える歳月が経過し
そこに登場した飛行機を実際に作ろうという
ある意味で途方もなく、またある意味で素晴らしく大きな夢
それが、着想、プロジェクトの発足から7年を費やし実現している
http://www.petworks.co.jp/~hachiya/works/OpenSky.html
誰もがいつの間にか無くしてしまう少年の心を何処にも置き去りにせず
大切に持ち続けてきたからこそ可能になった夢の実現
実際にはスポンサーや沢山の協力者など現実的な問題も
多数あったことだろう。それでもここまで漕ぎ着けたのは尊敬に値する
モックアップの展示から無人飛行機体の完成など経て
遂に有人飛行を成し得た
ただ飛ぶだけならば
鳥人間コンテストが対岸までとどく飛行を達成した昨今
大きな話題にはならない
ナウシカが載っていた機体でナウシカのように飛ぶから凄いのである
私もホバーパイルダーを現実の機体として乗ってみたいと思う頃があった
しかしながら、少々ものが分かるようになると
漫画の中だからこそのもので
リアルに作ると飛ぶ飛ばない以前に外観の模倣が構造的な欠陥、
設計上の瑕疵を必然にしてしまうという現実を目の当たりにする
結局は、リアルに飛ばすならばそれこそUFOのような
全く別の動力機関で飛行させて、
飾りとして外観をホバーパイルダーの形にデコレーションする
というような無意味な作りに成らざるを得ないのである
そのあたりが、ほぼそのままの形で設計して飛行機として成立する
宮崎アニメに登場した「メーヴェ」との大きな違いである
「M-02J」なる「メーヴェ」は有人飛行という一つの夢を実現したが
プロジェクトとしては通過点に過ぎない、
今後の発展・経過も見逃せないところである |