先月初めに誕生した女性パイロット我が国では初の機長を特集した番組をやっていた
JALグループ全体の再建取り組みなどの話しも絡めて結構長く時間を取っていた
相変わらず『初』というと一騒ぎになるのは何でも同じであるが
男女平等を掲げながら、一方では女性だからと特別扱いで持ち上げる
この逆差別の取り扱いが何とかならないのかといつも思うのである
女性だからというよりも身体的な条件で航空大の受験資格も満たせないで
門前払いになった絶対的な不利を自力で克服したことにこそ、この人の
苦労なり努力なりがあり、その頑張りが評価されるべきなのであって
ことさらに女性だから云々、女性で初めてと言うことばかりを強調するのは
マスメディアの悪い癖である
ちなみに、この人の父親は頭と踵にシリコンを入れれば身長条件はクリアできると
アドバイスしたそうである
アイディア的には大相撲入門時に於ける舞の海の二番煎じあるが進路に関する悩みを
零している娘にこういう話しをするというのは実にユーモアのある方である
もちろん女性だから話題になるのであり女性でなければ番組にもならない
GIジェーンではないからダブルスタンダード、女性であることを加味した
評価に過ぎないと言うことも全く否定しない
同期(の男性)は全員が既に機長になっているのだから
同一基準で彼女が特段優れているのでもないことは明かである
それでもなお、今日24人まで増えた女性のラインパイロットで最初に
機長になったことは、間違いなく偉業であるし新しい一歩でもある
3年前には13人だった女性のラインパイロットが倍近くに数を増やす中
なおも実現できなかった機長への昇格を成し得た、彼女のサクセスストーリーに喝采 |