
被害にあわれているかたがた
どうか気持ちを強くおもちになられます様に...
プロメテウスクライシス

http://booklog.jp/asin/B000J95DQI
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/AAV93097/
http://www.odawara-kosho.com/catalog/popup_image.php?pID=913&osCsid=l5ra6b3h3ne88nn8fsjhsf60j1
http://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I1657827-00
映画化はされませんでしたけれども
原子力発電所の
メルトダウンを描いた危機小説です
作者はアメリカの方だったかな?
40年近く前の小説ですけれども
この物語の中でも
原子炉格納容器の内圧上昇被破壊を防ぐ為に
天頂にある弁が開放されて
周辺地域にセシウムやヨウ素を含んだ放射性物質が飛散した状況が
描かれています
また
小説では
メルトダウンが隣接する炉の破損も誘発し
溶融したウラン燃料が
その比重ゆえ
岩盤を貫いて地中へ向かい そして...
制御室内の作業職員は制御室周囲に充満した放射性ガスの為に
そこから逃れる事が出来ず
制止を振り切って外部へ逃れようとした職員が
高熱と放射能によって行く手を阻まれ舞い戻っても
もう助かる手段が無いと知りながらも
その扉を開ける事はありませんでした
更に上昇し続ける室温
体温を下げるために浴びようとした冷水シャワーから
噴出した高温蒸気で命を落とします
放射能噴出を知らずに週末を過ごしていた近隣住民
洗浄部隊により
彼ら..彼女らの体毛がそり落とされます
その他
何とかメルトダウンを防ごうとすれど
最終的に安全性を軽視した結果の大惨事が描かれています
複数の格納容器が一つの大型外壁の中に収められているという
現実にはありえない設計設定もありましたけれども
これらはすべて利益追求の電力会社の策をモチーフにしています
この小説が日本語訳にて発表された当時に読んだ自分は
日本には起こり得ない
安全性軽視を誇張した小説として
初めてメルトダウンなる用語を覚えながら読んだものです
まさか
これが現実に起ころうとしている?とは....
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好かれる事はまずありません