はよ~ つい先程 起きるちょっと前 エベレ~タで 上階に行こうと ホ~ルに立った すると 直ぐに エベレ~タはやってきて 扉が開いた 数人の先客がいて 乗り込む空間を 空けてくれている ところが それは下層階行きらしく 壁に現われたボタンが一つ 下向きに点滅している 乗り込むのを 躊躇していると 同僚が 函に飛び込んだ その瞬間 エベレ~タは勢いよく後退を始め ホ~ルと函の間に 大きな空間が広がり 同僚はその中に ”停めなくては!!!!” 非常停止のボタンを探して 壁に目をやると ところどころが 不定期に凹んで ゆるく光るボタンが現われた 急がないと!! ボタンは直ぐに消えてしまう オレはボタンの出そうな処を 幾つか押していく ようやく 指先がボタンに合った 非常管理から 指示が来た どうやら オレは函によじ登る 必要があるらしい すぐさま 函の外壁に取り付いた 垂れ下がってるワイヤ~があった それを腕に絡ませ足を掛けると エベレ~タの函は 突然宙高く 舞い上がった ”命綱付ければよかったな・・・” しかし それは ついさっき 同僚に与えてしまっていた |
好かれる事はまずありません