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日記は三日坊主よりは長続きした方だからまあいいかな。 近況はとくに変わりなく、ちょっと忙しい気がする。ちょっとだけ。 年末は疲れが身体に出たみたいだったので初めてプラセンタ注射を打ってみた。前々から興味はありながら、打つと献血ができなくなるということだったので躊躇していた。わたしは献血をするたびに善行を積んだ気がして、来世はお大尽という企みをもっていたのだけれど、火の鳥を読んだところそれくらいではたいして来世に影響なさそうだとわかったので思い切って他人より自分をとった。「これをしたらこれが一生できなくなる」という制限がかかることなど人生にそうあることではないような気がするし、まず人生ではじめてのことだったので、もしかして34年間のうちいちばんの決断だったんじゃないか。 そんな感じ。お正月は通販でケジャンを買い込んでジャニーズと演芸番組をみながらひとりでお酒を飲んでいた。三が日ずっと蟹。さいこう。 あとは不定期でバーのカウンターに入ったり自分で主催する落語会の準備でいっぱいいっぱいの年明け。 |
寄席メモだけは欠かさずつけようとおもっていたけれど、まあ続かないよね。そういう人間。改善する気はないです。 1月9日 金原亭馬治勉強会 お江戸日本橋亭 「七段目」 寄席囃子講座 お仲入り 「富久」 1月17日 自分主催の落語会 ないしょ(いちおうプライバシー配慮) 1月21日 ぎやまん寄席 春風亭百栄・春風亭一之輔ふたり会 湯島天神 一之輔「干物箱」 百栄 「大どこの犬」 お仲入り 百栄 「コンビニ強盗」 一之輔「藪入り」 わりとお席に余裕があって、えーっこんなもんなの!?とおもってしまった。平日とはいえなんかびっくりしたなあ。わたしは一之輔が鈴本初席のトリでもいいとおもっているし百栄が去年R-1グランプリの予選落ちしたと聞いてもう世のお笑いにはついていけないとおもった。 トリの藪入りで泣いた。わたしは両親の余命がわかるまでまったくといっていいほど寄りつかなかった。母親は認知症が発症して、あらゆることを忘れ多くのことに疑念を抱いて偽の記憶と書き換えてゆくなかでも、わたしの好きな食べ物を覚えていた。こんな気持ちで帰りを待たれていたのかもしれないとおもうと涙が止まらなかった。まつげエクステつけたばっかりで、四時間は濡らすなっていわれているのに。しかしこちらの涙お構いなしで笑わせにもかかってくるので最終的にはなんかよくわからない感情になった。わたしのなかでは人情噺でも落語ってこうであってほしい。 気分が良いので近所の焼き鳥屋に入ったら、ささみユッケのささみがまさかのゆでささみだったので超がっかりしてビール一杯ですぐ出て居酒屋に入り直して日本酒、本を読みながら一服。カラオケ行って帰ってきた。もちろんオールひとり。ちょっと雪が降っていた。 |
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