今日は新宿のHMVへ。 目的は奥井亜紀さんのインストア・ライブ。 先月、発売になったセルフカヴァーアルバム 「うたの素 弐巻」の発売イベントでした。 今まで私はあまりカヴァー曲は好きじゃなかった。 大抵のカヴァー曲はあれこれやりすぎて厚化粧な感じになり、原曲にあった勢いとか熱い思いが消えてしまう感じがして。 でも、亜紀さんの歌うカヴァー曲は違っていた。 当時の録音もしっかりと作りこまれていて、それはそれでとても好きだった。 それが今回はギターとピアノのシンプルなアレンジに。 あえてそぎ落とす事によって出てくる、やわらかくて繊細な雰囲気。 何度も聴いた曲なのに新鮮さがあり、改めて好きになっていく感じ。 途中、MCで亜紀さんが「この年齢になって、素直に感じられる」というような話をしてくれた。 多分、曲のアレンジという、衣の変化だけじゃなくて、歌う亜紀さん自身の心境の変化も歌声などに反映されているのかも。 人は肉体的には20歳代がピークともいわれる。 確かに体力的にはそうかもしれない。 でも、気持ちの部分では、まだまだ子供なのかも。 年齢を重ねる、というとネガティブなイメージしかないけど。 精神的には成長し続けらる、と思えば、まだまだ上を向いて歩ける気がする。 |