先週の日曜日からTBS系で「JIN・仁」が放送されている。 原作は読んだことはないが幕末へタイムスリップという物語にひかれたのである。 タイムスリップものは洋画邦画とも数多いが主人公が医者という設定は悪くない。 初回は江戸の時代では助からない重病人を現代医学の医術で見事に手術を成功させてみせた。 薬もわずかな手持ちのものしかなく手術器具もない。 仕方なくノミで頭蓋骨を開くなど目を背けたくなるが患者を助ける一途さに心を打たれる。 もう一人の女性の患者は麻酔薬をきらしたため手術をあきらめかけるが、 死ぬほどの痛みにも我慢しますという言葉に勇気づけられ必死に治療をするのである。 一方、突然江戸時代に舞い降りた仁や周辺の人々たちとの戸惑いもコミカルで面白い。 なかでもごはんをお茶碗いっぱいに盛って出されたところは気になった。 江戸時代の食事は白米中心でおかずも少なく栄養バランスは良くない。 これではビタミンB1不足による脚気(かっけ)が起こるのも無理はない。 このドラマを見て昔のテレビドラマ「大江戸神仙伝」を思い出した。 こちらも江戸時代にタイムスリップしてしまう話で主人公は製薬会社の社員である。 彼の腕時計や100円ライターに驚く場面もお約束で楽しいシーンだ。 そこで彼は脚気で苦しむ庶民を見て医学の知識を駆使して治療薬を考えるのである。 材料は米ぬかと酢を調合してビタミンB1を作り病人を救うのに成功する。 それゆえ神仙様(神様&仙人様)といわれ、もてはやされるようになるのである。 しかし現在に帰ったら会社もいられなくなり売れない作家になるのだった。 そんな彼を優しく支える×1子持ちの彼女はただ無事に生きて帰ってきただけで幸せなのであった。 さて「JIN」では坂本龍馬が重要な役柄で登場する。 最近龍馬さんは何かと忙しいようだ。 来年は大河でも出ずっぱりになるしどうも引っ張りだこのようだね。 仁と龍馬の関係これから楽しみに見ていこう。 |