今NHK-BSでスピルバーグ映画の特集をしている。 BS-2(BS102)の放送なのでハイビジョンではないが作品的には粒ぞろいである。 今回の放送で楽しみなのが「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」 (訳:捕まえれんなら捕まえてみー) まだ少年だが知能は高く変装しながら女にもモテるという天才的な詐欺師。 それを追いかける人情味のあるFBI捜査官。(どことなく銭形警部を連想させる。) 華麗に逃亡を続ける詐欺師をディカプリオ、FBI捜査官をトム・ハンクスが演じる。 テーマソングもピンクパンサーっぽいポップなオープニングで期待させてくれる。 驚くことに実在のモデルがいる実話、ラストの展開も小気味よい。 追いかけられる映画が多いスピルバーグの中でそのまんま追いかけっこムービー。 デビュー作の「激突!」は追いかけられる恐怖を描く傑作だ。 最後までタンクローリーの男を見せない手法は観終わっても不気味さが残る。 この映画あまりに低予算、初監督だったので修正できていないシーンがあるらしい。 実はシャツ姿のスピルバーグ本人が映ってしまっている。 別にヒッチコックやナイト・シャマランのように出たがりではない。 指摘のシーンは主役の男が電話ボックスに入るときガラスに監督が映ってしまったようだ。 一瞬らしいので見逃さないよう録画して確認してみよう。 その他「E・T」「ジュラシック・パーク」「マイノリティ・リポート」など追いかけ感を楽しむ特集のようだ。 |