ここ香川県でも裁判員裁判が始まったようだ。 今回はそんな裁判員制度がまだ話題にもならなかったころ、映画「12人の怒れる男」をパクった、いやパロディにした三谷幸喜脚本の作品を取り上げよう。 「12人の怒れる男」とは12人の陪審員が被告の無罪有罪を全員一致になるまで討論する密室劇である。 映画に登場する12人それぞれのキャラをそのまま性格も同じ設定で日本人に置きかえた三谷ワールド。 怒れる男では決して出てこないだろうお笑いや、よく練られた筋書きを楽しめる。 優しい日本人でも全員一致での判決だが最初は被告が若くてお肌つるつる美人だったので全員無罪と決め込み早々に帰ろうとする。 しかし一人の男が有罪の手を上げたことから熱い論争が始まってしまう。 何とか有罪にしたいその男はあの手この手で被告の罪を暴くのでした。 中にはみんなの意見に左右されて主張をころころと変える者。 無罪と有罪の間で悩み「むう~ざい」と訳のわからない発言する女性。 それでもかたくなに無罪を信じるどこにでもいるような親父。 ・・など個性的な人間たちが無罪有罪に一喜一憂するのです。 だがこの親父の発言「ジンジャーエル」は、これを発想した三谷をさすがと思わせた。 確かにジンジャーエルを「○○○ゃ○ー!」と言うのは強引でムリがあるが妙に納得させるものがある。 舞台版の12人の優しい日本人も観たがやはりこのジンジャーエルが一番盛り上がり、拍手や笑いも最高潮だった。 果たしてこのまま全員一致の評決は出せるのだろうか。 実際の裁判員に選ばれたら判決で悩んでも、まさか「むう~ざい」とは口がさけても言えない。 |