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SOLILOQUY

ひとりごと

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December 07, 2013 09:51:03

描画

カテゴリー: 日記
“写真のような絵”ですね…という評価は、評価した方が誉め言葉として用いても描いた作家から言わせると、あまり嬉しくはない。
写真はシャッターを押す一瞬で作品になるが、精根込め時間をかけて描いた絵がそれと同じだと言われると作家は空しくなるのだ。

ところが素晴らしい描写力ですね…と言われると描いた作家は喜ぶ。

今までの作家は自分の絵のなかに写真とは違う筆のタッチとか構図を用いて写真とは違う作品性を主張しようとしてきた。近年そんな時代があった。

ところが最近の画像変換ソフトは、写真を絵画のようにどんな風にでも加工することができるようになったから、精緻な絵画を描く画家の居場所がなくなってきたように思う。

従って、将来写真のような絵を描く作家はいなくなるだろうと予想する。

私が写真のような絵を描かなくなった理由の一つがここにある。
December 08, 2013 10:54:42

食後

カテゴリー: 日記
私の息子と昼食を共にした後、コーヒーを飲みに行った際、彼の視線が下向き加減なことに気が付き、悩みを抱えているように見えたので…“なにか考えることがあるの?”そうすると彼は“分かるの?”と答えた。
“分かるよ。悩んでいる時は顔に出ているからね。お父さんになにかできることがあったら言ってみ…。”と言うと“でも、お父さんに言うのは筋が違うと思うから…。”と、返してきた。
“ともかく話してみたら…、自分一人で抱え込むのは苦しいことや、悩みを自分の外に出して、進むか進まないか結果を待ったほうがいい…。お父さんだって、手を差し出せるかどうか、はっきり言うし…、目の前の道を一つ一つ潰していったほうが先に進んでいけるぞ。”と言うと、彼は“なんだか気が楽になった。”と言った。

その場は時間がなかったので、来週にでもまた出会った時に話の続きをすることになった。

とは言うものの、彼はいったい何を悩んでいるのだろう?私の力ではどうすることもできないことだったり、私が聞かないほうが良かったりした話だったら悲しくなるだろう。

ええかっこをしてみたが、じつは話をした時からずっと気になっている。
他人にはこんな救いの手は出さないのだが、まさにこれを親馬鹿と言うのだろう。
私はちっちゃい父親である。
December 09, 2013 17:14:16

苛め

カテゴリー: 日記
大学病院の精神神経科の教授が書いた“いじめ”の過程を分析した本を開いた。

第1段階   孤立化
第2段階   無力化
第3段階   透明化

これを見た瞬間になるほど…と、思った。
December 10, 2013 12:51:03

山道

カテゴリー: 日記
今日は、山道を運転して会社にやってきた。タイヤで粉砕された落ち葉が粉になって道を覆っている。小雨が降り始めて、とても滑りやすいコンディションだ。

もともと通行量の少ない道だが、私の後ろについた2台の車を、そのたびごとに路肩に寄せて追い越してもらった。

追い越されないように、スピードを上げて逃げたりはしない。前の車を追って接近し過ぎて煽ったりもしない。私はマイペースでいいんだ。

人生のなかで本当に必要な時にだけ勝負すればいいんだ…という思いが、最近やっと身に付いてきたように思う。私のペースでいいんだ…とハンドルを握る。

December 11, 2013 10:38:31

勝負

カテゴリー: 日記
先日、電車のなかで吊革を持たないでいると、ふらつくので安定の良い立ち位置を探っていると書いた。
その後そのことを電車通勤の先輩である親しい友人に話したら、立ち位置は窓際に向かって真っすぐ…少し足を開き、腹筋に力を入れて立てば良いと言われた。
年をとると筋力が低下し、腹筋に力を入れないとバランスを保てないと言うのだ。

今朝それらを意識して立ってみた。するとなんとなく今までよりも揺れに対応できているように思えた。したことはないがサーフィンのようなものだと思った。

まわりを見ると、同じような立ち位置で踏ん張っている年配のサラリーマンがいた。私も負けじと頑張った。

昨日あんなことを行ったわりに…私は、しょうもないことで勝負しているようだ。
December 12, 2013 11:06:27

電話

カテゴリー: 日記
仕事のことで、イタリア人のバイオリニストに電話した。いつものように彼は“チャオ”と言って電話にでた。

以前は日本人の奥さんと打ち合わせしていたが、最近二人に初めての子供が生まれ窓口が彼に変わったのである。
彼の日本語はうまくない。私はイタリア語が分からない。だから私は彼のたどたどしい日本語を聞いてやりとりする。いつものようにちょっとしたことを決めるのに時間をかけていたら…
“それは…ちょっと今分からないね…イタリアだから…”と言ってきた。
当然彼は日本にいると思って話をしていた私は、電話代が気がかりで、日本に戻ってから話そう…と、結論を出さずに電話を切った。

それにしても、あまりにもスムースに、そしてクリアーに海外と繋がるようになったものだ。

次回の電話代が、少々心配である。
December 13, 2013 11:50:59

批評

カテゴリー: 日記
最近のマダムのブログには、先月に出版した自分の詩集に対する、周囲の人からの感想が続けて書かれている。みなさん好意的なコメントばかりだ。
先日…出版を記念した食事会にも出席した私は、数冊購入して知人に渡したりしているが、これと言って詩集の評価は返ってこない。そもそも私も、全編は読んでおらず、マダムのことは好意的に見ているけれど、主に恋愛をうたうマダムの女心を知りたいとは思わないから、これからも読むことはないと思う。

マダムの詩集にダメだしする人がでてきて、そのうち…ブログのなかに、そんな悪い批評もマダム自身が書く日があればいいな…と思う。

みんな、作った人には一生けん命、いいこと言うんだろう。そんななかで自分の作品対して、厳しい批評をしてくれる人は大切にしたいものだ。
December 14, 2013 11:29:08

画家

カテゴリー: 日記
マダムの出版記念食事会には、挿絵を描いた画家の女性も来ていた。その彼女は現在陶器店の販売責任者(…と言っても店員は一人だけの店だが)をしており、家にいる時に好きな絵を描いている。
以前イタリアで個展をしたことがあるそうで、その際には高い評価を得たと言うが日本ではまだ認められていない。食事会の時に彼女は自分が絵を描きはじめる時の話をした。なにを描くか全く考えずに画面に向かい自分のなかから湧き出すものを感じて描くというのだ。
彼女の絵を見ていると、普通の絵描きのように、上手く描きたいとか、高い評価を得たい等の下心がないことが私には伝わってくる。あくまでも自分が描きたいものを描くだけなのだ。
考えてみると、美術学校なんぞに入学すると、どう描けば高い評価を得られるか…ということを教わるわけだから、彼女には百害がって一利なしというものだ。
案の定、彼女もそして磁器の絵付師として国宝級の腕を持つ彼女の父親も、すべて独学で絵を描いている。

昨年だったか、日本では馴染のないアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の展覧会に行ったことがあった。画家の女性もこの部類のアーティストだろうと思う。

彼女の作品が日本で受け入れられるのはまだまだ先だ…と、年齢の割に妙に子供らしさを残す純粋な彼女の笑顔見ていて、そう思った。
December 15, 2013 15:23:04

法事

カテゴリー: 日記
今日は父の13回忌の法要があり寺に行った。葬儀以来会う事のなかった方々とも久しぶりにお話しさせていただいた。

最近…昔のことを知る人とよく話をする。
二日前にも、8年前に私の会社の経営が傾いた時に手を差し伸べてくれた金融関係の担当者が突然訪ねて来た。今は転職して建築機材のリースの仕事をしているらしい。近くに来たので私の顔を見て帰ろうと立ち寄ってくれたようだ。
彼がしみじみ語った。
“あなたは運がいい。あの時から2年も経たないうちに同じ案件では融資ができなくなったし、当時あなたの周囲にはあなたを助けようと優秀な人達が集まっていました。それにあなたの決断も早かった。欲を出して決めかねて全てを失った人は多かったですから…。”

“父が“苦しかった時のことを忘れるな!いつも周りの人に助けて頂いているという事を忘れるな!”と、叱咤激励してくれているように感じながら、法事の後の挨拶をした。
December 16, 2013 09:49:04

靴紐

カテゴリー: 日記
予定通りスマートフォンを止めてガラ系の携帯電話にもどした。ガラ系を2年間使っていなかったら、すっかり使い方を忘れてしまっていた。

足にピタッと合って、よく履いていた靴の紐が切れ、半年ほどほっておいた。昨日靴ひもを買ってきて結び直し、久しぶりに足を入れてみると、妙な違和感があった。

長い時間をかけて身に付いたものも、一瞬にして忘れてしまうのだ。

でも、少し前から、なんとなく…ガラ系電話の使い方が蘇ってきた。靴もそのうちまたフィットしてくるのだろう。身に付いたものは、そんな簡単に離れはしないと思うのだが…。

さて、アイパッドミニなるものを手に入れたが、いまだ使いこなせない。

昔に戻ったり、新しいものにチャレンジしたり…、企業の策略に翻弄されている自分の姿を思い浮かべて、妙に笑えてくる。
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