私の子供の頃、電車の線路と線路の繋ぎ目は、夏冬の気温の上昇下降の差による膨張時の反り返りを防ぐため、少し間を開けると習った覚えがあったが、実際にはポイント付近以外は隙間なく敷かれている。知人に話すと新幹線開通時に線路と線路を溶接して敷設する技術が確立されたと教えられた。私の常識が50年以上遅れていたと知る。 世の中の進歩は、私の知らないところで起こっている。ITや兵器や医療も、とんでもないことが現在研究中なのだろう。 でも、どんなに世の中が便利になっても、あの頃は良かった…って年寄は言うんだろうな。 世の中進んでいるから生きられているとしても…。 ときどき、そう言いそうになる自分がいる。 |