36才のバレエの先生と話をした。彼は、16才から海外でバレエ修行し、現在もイタリア・スウェーデン・香港等のバレエ団に所属している。 彼が、イタリア人と親しげに会話する様子を見ていた私は、‘イタリア語はベラベラですか?’と誰もがしそうな質問を投げかけた。すると、‘みんな、私に通訳してくれと頼むんですが、僕は全くできないんです。’‘会話はできても、通訳となると言葉を返還しないといけないでしょ?僕にはそれが全くできません。’と言った。 下手に英語の文法を覚えると、会話力が伸びないと聞くが、それに近い感覚だろうか?言葉というものは頭で覚えるものではなく、体で(耳で)覚えるものだということだろうか? はやりのスピードラーニングの考え方が分からないではない。 下手に知識を持っていると、柔軟性や応用性、閃きに欠けるということだろう。 時と場合はあるだろうが…。 勉強は必要だろうが…。 |