テレビを見ていると、“いじめ”の問題が毎日取り上げられている。事件の当事者(自殺した子供の学校)でもある親たちが、教師に対して教育の問題を指摘し詰め寄っている様子が報道されているが…、なんだかおかしい。 親と子供達と教師とが、三者揃って解決に向かわないと、解決しない問題であることは明らかであろうに…。今回のような事件が起きた時に、その当事者である親や子供たちが自分の責任を棚に上げて他人に責任を負わせ謝罪させようとする姿勢を見た子供達は、自己責任の大切さを認識することなく、問題の真の解決ができない欠陥人間になるに違いない。 教師に責任がないとは言わないが、他人の気持ちを思いやる人間性の育成は、子供達の親が最も大きな責任を負うと思う。そう考えると、事件後の報道の在り方に偏りがあることは明らかだ。 今後事件の報道が、それぞれの立場の責任検証に向かうことを期待したい。 そうならないと、同じことが繰り返されるに違いない。 普段、日記の題材としてはこの手の問題は避けて通っているが、報道機関の姿勢があまりにも目に余り、一言申し上げた。 |
今朝、YouTubeでギター演奏の動画を見ているとAna Vidovic (アナ ヴィドヴィチ)と言うギタリストに目が止まった。クロアチア生まれの彼女は、とにかく美人である。そして演奏を聴いてみると、私が知るギタリストのなかでもレベルが高い。ある意味ナンバーワンだ。 クラッシクの世界では演奏者に天は二物も三物も与えるようだ。 私のギターの先生は、1987年に他界したスペイン人のAndres Segobia(アンドレ セゴビア)だけが神様で、他のギタリストの事をよく言うことはないから、彼女の演奏を聴いた批評を伺ったら(多分聴かないと思うけれど…)、きっといつものように最終的にはセゴビアの素晴らしさを称える話になるのだろう。 セゴビアだけが神様ではない私は、先生に言ってあげたいことがある。他の演奏者の演奏がダメなわけではなくて、それぞれに目指しているものが違うだけなのです。自分と違う方向を向いている演奏家の演奏も、いろいろ聴いて自分にとってプラスになる部分とマイナスになる部分をファイルに分類してみてはいかがですか…と。 …なんて事は絶対言わない。だって先生の演奏の原動力はセゴビアに近づきたいと思う一心から生まれているのだもの…。下手なこと言わないにこしたことはない。 先生は以前、日本人のギタリストの村治佳織のことを珍しく褒めたことがあった。それは演奏に関してではなく“彼女は美人に生まれて得をしている。”と言うものだった。 先生も美人に生まれていたら、もっとおおらかに他人の演奏を楽しめただろうに…。 |
今日は知人の病院付添のため昼前まで家の近くの整形外科にいた。昼一番の打ち合わせのため近道のトンネルに向かった。トンネル手前のETCを順調に抜け、入口に差し掛かる直前に作業中の表示を付けオレンジ色の回転灯を点灯した大型車輛がトンネル内にはいるところを目撃した。スピードを落としながら近づくと、思ったよりも遅い時速20kmくらいののろのろ運転である。追い越そうかと、アクセルを踏み込みかけたが、どうもその作業車の前に何台か車列がありそうである。しかし、前の車が大きすぎて先が確認できない。5~6台続いていたら厄介だし、一旦追い越しを諦めた。 トンネルの長さが4kmはあるので、しばらくすると、またイラついてきた。 その時、頭をよぎったのが、昨年起こした追突事故のため違反点数で5点がついているという事…。事故は7月だったと思うが何日かは覚えていない。しかも、トンネルは昨年事故を起こした場所に非常に近い…。もしトンネル内で追い越しをかけて、車列のなかに警察車輛がいて捕まったら、この1年間が無駄になると思い、思いとどまってトンネルを抜けるまで我慢した。 トンネルを抜けたところで、視界が広がり、作業車も路肩走行しているので追い越すための隙間ができ、すぐに追い越した。 車列は散水者と前の車の2台だけだと分かり、はやく抜かせば良かった…なんてこと思ってしまったが…、トンネル内は追い越し禁止ですよね! みなさん…。 ということで、私の違反点数はもう少しで0になる。もう0になっているのかしら? 違反点数のために、交通違反しないのではなく、安全のために交通ルールを守りましょうね…! ねえ…みなさん。 普段から心にゆとりを持った運転をしたいものだ。 |
会社のコピー機が壊れ、メンテナンスに担当者を呼んだ。仕事の終わった彼と話こんだ。最近でもコピー機の需要はあるが新しく導入する会社が減少傾向にあり、社内文書に紙を使わなくなる時代がくれば、コピー機は必要なくなるかも知れない…などと未来予測を話していたら、ふとしたことから彼が松ちゃん(松本人志)のファンであることが分かり、私の知っている松ちゃんのコントのタイトルを言うと、なっ、なんとパーフェクトにコントの時代背景を答えてきた。 話を聞くうちに、彼は“遺書”等の松本の書いた本も全部読破している…松ちゃんお宅だと分かった。 話の最後に松本の監督した直近映画“さや侍”のエンディングテーマを歌った竹本ピストルが何故有名にならなかったかなどと議論を戦わせた。みまさん、なんのことかわからないでしょ? 興味がある人は“竹本ピストル”のこと…調べてみてください。松本人志が映画の製作発表の記者会見で、竹本ピストルがさや侍に出演したから、これから有名になると断言したシンガーソングライターなのです。なかなか味のある歌い手です! しかし、松ちゃんの、このあたりの読みの狂いが、時代感覚のずれになってきたのでしょうかね…? あのー、私は松本人志のおたくではありませんよ。彼のアーティストとしての才能を認めているだけですからね。お間違いなく。私的には彼は、ビートたけしより芸術家だと思っていますが…。 やっぱり、おたくですかね…? 機会があれば、コピー機の修理担当者と、また話をしてみたいと思う。 ともかく、私の経験上…松ちゃんファンに悪い奴はいない。 |
他人の話を聞いて、なにか判断しなければならない時に、私は話の内容を三つに分類する。 ・ 一つは事実 ・ 一つは事実に基づく意見 ・ 一つは事実から飛躍した推測 これらを混ぜこぜにして話をする人は、世の中に沢山いるから、自分自身で整理していかなければならない。それができないと正しい判断ができないもんな。 この分類ができる人だけが身内や友人や部下の相談に乗ることができると思うな…。近い関係の人の話を全部鵜呑みにする人に相談してもまともなアドバイスはかえってこないし…。 対立関係にある人の話でも、言い分をこの三つに分類して話を聞けたら、解決策がみつかると思う。 整理力がある者同士の間に発生した民事問題だと、弁護士いらずで、解決できると思う。 適当に訳のわからない言い分を聞くことも、人生…刺激があって楽しいかも知れないなぁー。 そんな思いを持って、生きていきたいものだ。 |
今日のランチに、いつものようにマダムの店を訪ね、ランチにローストビーフサンドをオーダーした。この一皿には私の町で今一番人気のパン屋のバケットにマダムが焼き上げたローストビーフがサンドされており、今日はその隣に白ネギを煮込んだスープと卵を極上のオリーブオイルで和え、玉葱とアンチョビとケッパーを刻んだものをトッピングしたカナッペと…野菜を煮込んだスープが添えられていた。 私は、このランチで昼間からワインを1~2杯飲むことを日曜日の楽しみにしている。 いつものように、一人でワインを飲みながら、ランチが運ばれるのを待っていたら、私の隣の席に場馴れした一人の男性が座った。ランチではなく酒のあてに簡単なものを…とマダムに頼み、私のペースより早くワイングラス空けていく。 今日は、1杯だけ飲んで仕事に戻ろうと思っていたが、隣の客の飲みっぷりの良さに刺激を受け私も2杯目を頼んだ。 直接目を合わせるでもなく、マダムを間に入れて話はするがお互い話しかけるでもなく、勿論名乗ることもなく、適当な距離を置きながら、お互いの時間を尊重する…そんな緊張感のある、気持ちの良い時間が過ぎって行った。 彼は赤ワインを4杯飲み干し、私より先に店を出た。 そうすると、マダムは私に、彼が関西で名の知れた大人の料理雑誌の編集者であることを告げた。 私のような客がいる店をどう見ただろう…、昼間から酒飲みのいる店を悪く思わなければいいのだが…という考えが一瞬頭をよぎったが、すぐにその心配は無用だと思い返した。だって彼の方が酒飲みに違いないのだから…。 彼が、またマダムの店を雑誌に紹介してくれたらいいな…と思いながら店の外へ出た。 |
facebookのアメリカでの普及率が低下したと聞く。少し前に映画“ソーシャルネットワーク”が…発案者が若くして成功したアメリカンドリームとして脚光を浴び、そのお蔭もあって日本でも若い人を中心に普及し始めた矢先にすでに頭打ちが見えたというのだろうか…。 私も昨年4月に、近くの大学で行われた無料のfacebook講習会に参加して登録し、現在も書き込みを続けているが、まだよく分からないところがある。人によってはプライバシーがオープンになるから危険だという人もいるし、私は基本…どんなに美人であっても知らない人からの友だちの誘いは受けないことにしているから、いまだに友達の数は25人程度だ。 そんな私に、ある組織の情報伝達に関するIT化を進めてほしいと依頼があった。その団体は研究者が中心で平均年齢が75才に手が届こうとしている。なかにはパソコンどころか携帯電話も持っていない人もいる。 そこで、ともかく会員全体のIT利用に関する現況を把握するためアンケートをとってみたいと役員に申し出た。そう言い出したもののITのことが、よく分からない私はアンケートの項目がまだ、まとまらない。 どこまでできるか分からないが、ともかく試行錯誤しながらやってみようと思う。 同じく高年齢会員のなかでIT化を実行し、ある程度の成果を上げている他都市の担当者を役員から紹介された。メールを送ると、彼女から即返事が返ってきて、協力を約束してくれたが、出張でパリからライデンに移動中だと言ってきた。便利な世の中になったものだと思うと同時に彼女のような30才代の若さでないとIT化なんてできないのではないかと不安になる。 乗りかけた船ではあるが、どうもまだ先が見えてこない。 早く進めないと、すぐに時代に遅れをとりそうな気もするし… 誰か若くてITのことが詳しい人を仲間に入れなくてはいけないとあせってしまう。 さて、あなたは、どこまでIT化しておられます? |
私の友人の教育者が、日本のある教育機関が “子育て四訓 ”としてfacebook上で公開していた 次の言葉の書かれたページを開いた本の写真をシェアしていた。 乳児はしっかりと肌を離すな 幼児は肌を離せ 手を離すな 少年は手を離せ 眼を離すな 青年は眼を離せ 心を離すな 友人は、この文章へ、次のコメントを返していた。 私の知っているアメリカの大学では、 "Standing in, Standing beside, Standing aside, Simultaneously" という教育の基本理念があり、 「時に同じ立場で、時に傍らで支える立場で、時に遠くから身守る立場で、そして時にこれらを同時に行うのが教育なのである」 という考えを実践しています。 少し通じるものを感じました。 と、書いていた。 どちらの言葉も、なかなか味わい深い。 しかし、言わんとすることは。全く違うと思うのだが…、 あなたは、どう思われますか? |