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SOLILOQUY

ひとりごと

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May 17, 2012 15:16:49

買物

カテゴリー: 日記
1週間に一度火曜日の午後に、町の若手の人達が集まって話し合うミーティングがあり、いつもなら私のところのホールで行うところ…、今週は予約が入っていたものだから、メンバーの一人が経営するカフェで開かれることになった。この経営者は夫婦で事業を展開していて奥さんは高級輸入婦人服を扱い、ご主人は紳士物とカフェを経営している。近くで合わせて1000㎡の店舗展開をしているやり手である。

カフェの隣に紳士物のショップがある。今まで入る機会はなかったが、早く着いてミーティングまでに時間があったものだから主人の説明を受けながら見て回るはめになった。すると、案の定なにか買わないといけない雰囲気のなり、関西人らしく仕舞い込まれたタグを引っ張りだして値段を見てみると、薄手のジャケットで安いもので8万円以上、ブランド物で17万円以上とある。最近私が買っている若い子の店の品と比べて一桁違うことが分かった。

一番安い商品はどれかさがして、白いYネックのT‐シャツを手に取ってみたら、¥12,600.とあった。ミィーティングのメンバーも揃ったようだし、“また今度来た時に見せてもらいます。”と言って隣の部屋に行こうとしたら、主人が“着てみますか?そのくらいの時間なら、みんな待ってくれると思いますよ!”なんて言ってきて、引くに引かれず、とうとう試着して買ってしまった。

こんな高額のT‐シャツは、はじめて買った。バブルの時でも、この手のT‐シャツを買った記憶がない。
しかも普段の私のサイズがなくて、少し小さ目だったことが悔やまれる。

さて、どんな服を合わせたらいいだろう。T‐シャツが身に着けている者で一番高い…なんて誰も思わんだろうな…。店の主人に、やられたな…。

はやく、夏にならんかな…。
May 18, 2012 14:37:19

断弦

カテゴリー: 日記
今日は“ピアノとギターのコンサート”の最終回だ。朝からピアノの調律師がきて仕事をしているが、高音域の弦が一本切れてしまった。張り替えるか、それとも3本の弦のうち残りの2本だけで演奏してもらうか…の問題あると説明を受けた。
張り替えた弦は音が安定するまでに時間がかかり、今から張り替えたら演奏中に大きく狂う可能性があると言う。反して一本足らずに演奏するとその音だけパワーが小さくなると言う。
そう言われても、私にはピアノの音に関する造詣が足らず答えられない。続けて説明を聞いてみると…よほど耳の良い人でないと一本足らないことは気付かないし、演奏者も分からないかも知れないと言う。

結局、現時点での調律師のベターアンサーは2本の弦でコンサートを迎えたほうが良いと言っているのだと分かった。
私に相談したように聞こえたが、ピアノのことが分からない私に確認を求めただけなのだ。そこまでは理解できた。

なんにでも、分かる人と分からない人・気になる人と気にならない人・繊細な人と鈍感な人がいる。

今、調律師と私は、まだ来館していないピアニストに、最初に弦が切れていることを伝えるかどうかを思案している。伝えてしまえば、ピアニストの心にかえって迷いが出るかも知れない…と心配したのだ。

結論は…言わないことに決めた。気がついた時に説明したほうが良い…という判断だ。

何回も顔を合わせているギターの先生のお気に入りのピアニストには、気が付いてほしいと思う気持ちと、何事もなく終わってほしいいと言う両方の気持ちが私の心に去来する。

もしも、誰も気が付かなかったら。私と調律師の二人だけ…それとあなたとの秘密として、永久に封印されることになるだろう。

分かったら、謝って説明するしかない…。
May 19, 2012 12:07:56

電話

カテゴリー: 日記
昨日のコンサートの間に、私の携帯に登録していない番号から二度電話が入っていた。演奏中に電池切れして充電していたもので、終演後、掃除を終えた午後10時半まで気が付かなかったのだ。
遅い時間だったから、覚えのない番号には翌日の朝にかけてみようと思い、今朝携帯を手にしたら、タイミングよく相手の方からかかってきた。

電話の主は、2年前に彼の故郷の函館で20年ぶりの再会を果たした私の元部下のフランス料理店のオーナーシェフだった。来週大阪で行われるデパートが主催する物産店への出店のために、こちらに出で来るので、私の父の位牌に手を合わせたいと言うのだ。9年前に逝った私の父が彼を至極可愛がっていたもので、私の会社を辞めて、一度も関西にやってくることのなかった彼にすれば、この機会に母にも会って話がしたいという気持ちが湧くのも察せられる。

当日私は昼から、ある外資系ホテルで行われる“ビール祭り”に参加する予定だったが、お参りに来てくれる彼をぞんざいにはできず、予定を変更してランチに、彼の友人で私の知り合いでもあるオーナーシェフのフランス料理を食べ、その後車で自宅まで連れて行き、それからもう一度町に戻って“ビールまつり”に参加することにした。“ビール祭り”は諦めない。

昨日のランチもフランス料理だったし、再来週も知人のフランス料理店が企画する“羊を食す会”に出席予定である。
最近、なんと体に悪い食生活だろう…。

体重が増加傾向にあり夏を前に極度の節制が必要だと肝に銘じる。
May 20, 2012 11:46:23

老後

カテゴリー: 日記
昨日、電話が入り、話があるので日曜日にこちらに出てくるから時間がとれないかと言われた。
明日も1週間後も予定が入っていることを伝えると、同じ電話で先方から話はじめた。
話の内容は、彼女たちの母親の老後のことである。彼女は58年前に二人の娘を生まれ故郷に置いて神戸に出稼ぎにやってきて、83才になる今も私の傍にいる。私にとって彼女は第二の母親のような存在であり、これからの彼女の行く末について私は真剣に考えている。

我が子と幼い時に分かれて住むようになった彼女は、今でも子供に対して母親としての役目を果たせなかったことに引き目を感じており、私がみる限り子供とのつきあいが、潤滑とは思えない。

私は昨年3月に彼らの生まれ故郷に住む長女を訪ね、母親の老後について、親子3人のなかに私も入れてもらい、話し合いをする場を持ってほしいと伝え、昨年中に神戸で大阪にいる次女も含めた4人で話をすることを約束した。
しかし、以後連絡がないもので、3月に大阪に住む次女に電話し、早く場を持つことに尽力してもらうように依頼した。

昨日の電話は大阪に住む次女からであった。その内容は、思いもよらないものだった。事態が悪化するまで、今の状態を静観させてもらいたと伝えてきたもので…、私の提案した全員揃っての話し合いの話はどこかに行ってしまっていた。
詳しくは書けないが、私が昨年動いた意図が彼女たちに伝わっていないことに気が付いた。年取った母親を娘に押し付けようと言う話をしているのではない。みんなが納得できる母親の老後を全員が揃って今のうちに確かめておきたいと思うだけなのだが…

そうですね……。
平和な日本では、こんな問題が、あちこちで起こっているんだろうな…。

ともかく自分の思いが、うまくわらないジレンマを今感じている。

私は、逃げるつもりはない。
第二の母親の幸せを祈り、私のできることを謙虚にこなしていくだけだと思っている。

火曜日に次女と話をする。私の思いがうまく伝わるように精一杯努力したい。
May 21, 2012 12:34:25

日食

カテゴリー: 日記
知人の家で、先日もらったフォアグラを食べることになった。

昨日の午後、チーズの計り売りのお店でウオッシュタイプのチーズを1/4カット買い、マダムのお店でワインを安く分けてもらい、知人のパン屋にバケットを買いに行った。すると、ちょうど主人が店にいて、バケットに手を伸ばすと“うちのフランスパン、本当はおいしいねんで!”と声をかけてきたものだから“本当って、どういう事ですか?”と聞き返した。
こちらは、美味いから買いに来ているのに妙なことをいうものだ。調理パンが沢山売れて、バケットがあまり売れないということだろうか…、私には関係ないことなのに…。

ともかくフォアグラと私が揃えた食材をかかえて知人の家に向かった。

知人の家の近くから電話してみると、誰も出ない。留守電とメールを入れてしばらく車のなかで待ちぼうけていたら、電話がかかってきて、昼寝していたと聞かされ思わず口が開いてしまった。案の定知人担当のメイン料理は何もできておらず、取り敢えず私の持ち込んだものだけで酒盛りをはじめた。

ワインとチーズとパンと、それにフォアグラだけで充分楽しい時間が過ぎたが、ワインが無くなった頃、腹が空いてきて、焼き鳥屋に行くことにした。ワインの後にビールと焼鳥という合わせ方がどうかは分からないが、酔ってしまっているから、なんでも美味い。
4時頃から始まった酒盛りは、9時頃には終了したようで、気がついたら知人の家で朝を迎えていた。朝飯も喰わずに金環日食を背に車を会社に向けて走らせた。

今度は、怠け者の知人にちゃんと料理をさせようと思う。

言っておきたいことがある。“バケットはとても美味かった。”
パン屋の主人に言っておこう。
May 22, 2012 13:58:45

見直

カテゴリー: 日記
数日前に、私が2年前に発起人となってある団体を発足させるために計画した企画書の原本をコピーし、1年ほど前にメンバーに参加してきた新しい仲間に渡した。企画業を本業とする彼が当初の企画書を見ることは初めてであり、最近メンバーの多くが離れ、限られた有志の集まりになり、発展性を感じとれない彼が、自分のできる範囲で会の活性化に力を注ぎたいという気持ちから、これまでの会の経緯をつかもうとして資料の開示を要求してきたものだ。
昨日、彼から話があると電話があり会ってみると、いきなり“すごいじゃーないですか…規約・役割分担・活動スケジュール・予算等、最初からすべて完璧にできていたんじゃーないですか…”と言いながら、彼がまとめ直した私の計画書をみせられた。実のところ企画書を作成した私も、当時のことを忘れており他人事のように“すごいですねー。”と言ってしまった。

考えてみれば、大変恥ずかしい話である。おそらく当初考えていた会の趣旨が、回を追うごとに方向が少しずつずれてしまい、結局全く違う方向を向いてしまったと指摘を受けようなものだ。

“すごいですねー。”と言われ、喜ぶわけにはいかない。早い話が“なにやってたんですか?”と馬鹿にされたようなものだ。
ただ、おかげで、なにが良くなかったが見えてきた。

議事録を見直すことが大切だと、自分の会社を大きくできなかった私は改めて思い知った。他人の意見を聞くのもいい加減にしなくちゃー。世の中、勉強!勉強!と言ってられる年でもあるまいし…。

もう一度、芯を見直して出直しやぁー。

私は、個人プレーに徹したほうがいいんだわぁー…。
May 23, 2012 22:06:08

日食

カテゴリー: 日記
知人からメールが届き、ご覧のような写真が添付されていた。メッセージには“金環日食 素敵過ぎる画像を”とあった。どうして手に入れたかと尋ねると、友達が送ってきたとかえってきた。再度“素敵な男性からこの写真を送られてプロポーズされたら、おちそうやね!”と、送り返したが、答はかえってこなかった。

離婚歴ありの独身女性には、微妙な突っ込みはしないでおこう…と思った。

それにしても、私にはこの写真がCGに見える。
夢のない…私だ。
May 24, 2012 16:59:50

魂胆

カテゴリー: 日記

この楽譜は、私のギターの先生が書いた楽譜である。先生が作曲したわけではなく、ロボスという人が作った曲を先生の独自の音楽理論のもとに書き直した譜面である。音楽に造詣の深い方には、一見しておかしな譜面だとお分かりになるだろう。

先生は、いつも私や私よりも長く生徒をしている人達を前に自分の音楽の理解の仕方を説いている。
今日も先生はいつものように自分の考えを話し始めたが、私は“先生…、私にはまだ分かりません。”と遮った。
すると先生は“そうなんだよね…みんな分かったと言っているけれど、最近私と同じようには分かっている人が、一人もいないことが分かったんだよね…。”と、おっしゃった。
私は“先生の言われることを理解するには、先生と同じレベルの人でないと無理だと思うんです。私はレベルが低すぎて理解できない。だから私は分からないと言うんです。でも音楽的に理解できなくても、先生のお話は人生や真理の探究において、参考になるのでお話を伺うことは大好きです。”

ギターを習いはじめて2年が経つ。目標とする“アルハンブラの思い出”と“カバティーナ”が曲がりなりにも弾けるようになり、次の目標が見つからない。
今日渡された楽譜…ロボスの曲が1案に上がっている。先生なりに私を理解して、クラシックのなかでも、少し斜めから攻めている曲を私にぶつける魂胆のようである。

私のように、気楽に習いに行って、素直で?、好きなことを言う生徒は、先生にとってはやりにくいだろうか…?
そんなことないかもな…かえってやりやすかったりして…あまりギターのことを教える必要ないしなぁー。

話すだけで、満足して帰っていくしなぁー。
May 25, 2012 16:03:03

真意

カテゴリー: 日記
ギターの先生が以前レッスン中におっしゃった…印象に残っているのに思い出せない言葉があり、思い切って尋ねてみた。先生は忘れたことに気を悪くするというより、改めて聞き直されたことを嬉しげに答えてくれた。

それは、“たかがギター…どうせギター…”だった。普通の言い回しだと“たかがギター…されどギター…”になるが、“されど”が“どうせ”に変わると、私には大きく心に響くものがあり、やけにかっこよく聞こえる。
この言い回しは、自殺でこの世を去った桂枝雀が高座から“たかが落語…されど落語…”とお客に向かって語った際、当時枝雀の二番弟子であった落語家が師匠に向かって、どうして“たかが落語…どうせ落語…”と、言わなかったのかと詰め寄ったという話をもじっているそうで…、なかなか趣深い逸話だと思う。

芸人が、あくまでも、舞台に謙虚に向かうべきだと説いているこの言葉を、私の先生はギターに置き換えたわけだ。

次の生徒の番になり帰り支度を始めた時、それまでの話の延長で、先生は“もし、無人島で生活することになり、なにか二つしか持っていけなかったら、あなたなら何を持っていく?”とおっしゃったので、私は先生の質問の意図とは違うと知りつつ“女二人連れて行きます。”と答えた。先生は、爆笑してくれたけど…きっとその質問はギター弾きとしてギターを捨てるか持っていくか…という問いだったに違いない。

またまた話の腰を折ってしまった。次のレッスンで真意を問うてみよう。
May 26, 2012 17:38:55

日常

カテゴリー: 日記
住んでいる町の表通りを歩いていて、隣に住む年取った奥さんが経営している洋品雑貨店の前を通りがかった。見ると…奥さんの前に、このあたりでよく見かける知的障害のある若い女性がいて、二人は話し込んでいた。そこへ、やはり近所の人だと思う老いた男性が通りがかり知的障害のある女性に向かって“このアホが、また町の真ん中をうろうろしとる。”と吐き捨てるように言って通り過ぎようとした。言われた女性は“なんや、おっさん…私は知ってるで…!”と、老人に詰め寄った。

少し険悪な雰囲気になりかけたので、私は女性に加勢をしようと“アホにアホ言う方が、本間のアホですよ!”と老人に言いかけたが、もしこれを言ったら両方の矛先が私に向かってきそうに思えて、黙っていることにした。

彼らにとっては、このような状況は日常の挨拶なのかも知れない。知らないことに首を突っ込まないほうが、みんなのためになるのだと自分を納得させた。

山本周五郎の季節のない町“どですかでん”を思い出しながら、その場を離れた。
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