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SOLILOQUY

ひとりごと

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December 18, 2013 16:10:43

感謝

カテゴリー: 日記
一昨日、息子と久しぶりに会って話をしていたら、一本の電話がかかってきた。ディスプレーを見ると、15年前にお世話になった超能力者からであった。当時息子が小学生だったと思う。家族3人で月に一度はご自宅を訪ねた。
超能力者と言っても予言やらスプーン曲げができる訳ではない。一度も入ったことのない私たちの住まいの間取りを透視したり、突然聞こえてきた得体の知れない鈴の音を電話の向こうから止めてみたり…そのくらいの力は見せてもらった。しかし、それが私たちにとってどれだけの助けであったかは分からない。それよりも最初に話を聞いてもらったあとに、背中にまわって両手をかざし、パワーを入れてくれて‘だいじょうぶや!’と言ってくれることが、有難かった。

その後、超能力者との交流は途絶え10年のブランクがあった。その間一度も訪ねることも話をすることもなかった。3年ほど前にどうしても当時の御礼が言いたくて久しぶりにご自宅を訪ね、それ以来盆暮れにはささやかな品を贈り続けている。
このたび贈った歳暮の御礼の電話がかかってきた時に、そばにいた息子に電話を渡し、話をさせた。息子は、最初びっくりしたが、そのうちに‘あーのおじちゃん’を思い出して懐かしそうに話を続けた。

一度…お世話になった方、助けてもらった方への、父の感謝とお礼の気持ちが息子に伝われば嬉しく思う。
December 17, 2013 13:20:30

病人

カテゴリー: 日記
昨晩、私が子供の頃からお世話になっている老婆を車に乗せて動物病院に行った。彼女の犬(トイプードル)が足を引きずるようになり診てもらいに行ったのだ。思っていた病院ではなく診察室が並びカットやリハビリ施設もある…人間で言うところの総合病院風であった。人間並みの対応である。

レントゲンを見せてもらうと背骨の圧迫骨折で明らかに骨がへしゃげていた。
実は…飼い主の老婆も4年ほど前に、やはり同じ圧迫骨折で手術をした。まったく同じ症状である。
飼い主とその犬が良く似ると言うが、病気まで同じという話はあまり聞いたことがない。

私は、彼女もその犬もどちらも腰のレントゲンを見たけれど、S字に曲がった彼女のほうがやっかいに思えた。
さて人間でも年老いた病人どうしが、いたわり合うことはお互いの負担になると言うけれど、この関係ではどうだろう?

身よりのない老婆の境遇を考えると、どちらか一方が死を迎えると残ったものも影響を受けるような気がする。

どちらも、長生きしてほしいと思った。私の出来ることは手を貸そうと思った。
December 16, 2013 09:49:04

靴紐

カテゴリー: 日記
予定通りスマートフォンを止めてガラ系の携帯電話にもどした。ガラ系を2年間使っていなかったら、すっかり使い方を忘れてしまっていた。

足にピタッと合って、よく履いていた靴の紐が切れ、半年ほどほっておいた。昨日靴ひもを買ってきて結び直し、久しぶりに足を入れてみると、妙な違和感があった。

長い時間をかけて身に付いたものも、一瞬にして忘れてしまうのだ。

でも、少し前から、なんとなく…ガラ系電話の使い方が蘇ってきた。靴もそのうちまたフィットしてくるのだろう。身に付いたものは、そんな簡単に離れはしないと思うのだが…。

さて、アイパッドミニなるものを手に入れたが、いまだ使いこなせない。

昔に戻ったり、新しいものにチャレンジしたり…、企業の策略に翻弄されている自分の姿を思い浮かべて、妙に笑えてくる。
December 15, 2013 15:23:04

法事

カテゴリー: 日記
今日は父の13回忌の法要があり寺に行った。葬儀以来会う事のなかった方々とも久しぶりにお話しさせていただいた。

最近…昔のことを知る人とよく話をする。
二日前にも、8年前に私の会社の経営が傾いた時に手を差し伸べてくれた金融関係の担当者が突然訪ねて来た。今は転職して建築機材のリースの仕事をしているらしい。近くに来たので私の顔を見て帰ろうと立ち寄ってくれたようだ。
彼がしみじみ語った。
“あなたは運がいい。あの時から2年も経たないうちに同じ案件では融資ができなくなったし、当時あなたの周囲にはあなたを助けようと優秀な人達が集まっていました。それにあなたの決断も早かった。欲を出して決めかねて全てを失った人は多かったですから…。”

“父が“苦しかった時のことを忘れるな!いつも周りの人に助けて頂いているという事を忘れるな!”と、叱咤激励してくれているように感じながら、法事の後の挨拶をした。
December 14, 2013 11:29:08

画家

カテゴリー: 日記
マダムの出版記念食事会には、挿絵を描いた画家の女性も来ていた。その彼女は現在陶器店の販売責任者(…と言っても店員は一人だけの店だが)をしており、家にいる時に好きな絵を描いている。
以前イタリアで個展をしたことがあるそうで、その際には高い評価を得たと言うが日本ではまだ認められていない。食事会の時に彼女は自分が絵を描きはじめる時の話をした。なにを描くか全く考えずに画面に向かい自分のなかから湧き出すものを感じて描くというのだ。
彼女の絵を見ていると、普通の絵描きのように、上手く描きたいとか、高い評価を得たい等の下心がないことが私には伝わってくる。あくまでも自分が描きたいものを描くだけなのだ。
考えてみると、美術学校なんぞに入学すると、どう描けば高い評価を得られるか…ということを教わるわけだから、彼女には百害がって一利なしというものだ。
案の定、彼女もそして磁器の絵付師として国宝級の腕を持つ彼女の父親も、すべて独学で絵を描いている。

昨年だったか、日本では馴染のないアール・ブリュット(アウトサイダー・アート)の展覧会に行ったことがあった。画家の女性もこの部類のアーティストだろうと思う。

彼女の作品が日本で受け入れられるのはまだまだ先だ…と、年齢の割に妙に子供らしさを残す純粋な彼女の笑顔見ていて、そう思った。
December 13, 2013 11:50:59

批評

カテゴリー: 日記
最近のマダムのブログには、先月に出版した自分の詩集に対する、周囲の人からの感想が続けて書かれている。みなさん好意的なコメントばかりだ。
先日…出版を記念した食事会にも出席した私は、数冊購入して知人に渡したりしているが、これと言って詩集の評価は返ってこない。そもそも私も、全編は読んでおらず、マダムのことは好意的に見ているけれど、主に恋愛をうたうマダムの女心を知りたいとは思わないから、これからも読むことはないと思う。

マダムの詩集にダメだしする人がでてきて、そのうち…ブログのなかに、そんな悪い批評もマダム自身が書く日があればいいな…と思う。

みんな、作った人には一生けん命、いいこと言うんだろう。そんななかで自分の作品対して、厳しい批評をしてくれる人は大切にしたいものだ。
December 12, 2013 11:06:27

電話

カテゴリー: 日記
仕事のことで、イタリア人のバイオリニストに電話した。いつものように彼は“チャオ”と言って電話にでた。

以前は日本人の奥さんと打ち合わせしていたが、最近二人に初めての子供が生まれ窓口が彼に変わったのである。
彼の日本語はうまくない。私はイタリア語が分からない。だから私は彼のたどたどしい日本語を聞いてやりとりする。いつものようにちょっとしたことを決めるのに時間をかけていたら…
“それは…ちょっと今分からないね…イタリアだから…”と言ってきた。
当然彼は日本にいると思って話をしていた私は、電話代が気がかりで、日本に戻ってから話そう…と、結論を出さずに電話を切った。

それにしても、あまりにもスムースに、そしてクリアーに海外と繋がるようになったものだ。

次回の電話代が、少々心配である。
December 11, 2013 10:38:31

勝負

カテゴリー: 日記
先日、電車のなかで吊革を持たないでいると、ふらつくので安定の良い立ち位置を探っていると書いた。
その後そのことを電車通勤の先輩である親しい友人に話したら、立ち位置は窓際に向かって真っすぐ…少し足を開き、腹筋に力を入れて立てば良いと言われた。
年をとると筋力が低下し、腹筋に力を入れないとバランスを保てないと言うのだ。

今朝それらを意識して立ってみた。するとなんとなく今までよりも揺れに対応できているように思えた。したことはないがサーフィンのようなものだと思った。

まわりを見ると、同じような立ち位置で踏ん張っている年配のサラリーマンがいた。私も負けじと頑張った。

昨日あんなことを行ったわりに…私は、しょうもないことで勝負しているようだ。
December 10, 2013 12:51:03

山道

カテゴリー: 日記
今日は、山道を運転して会社にやってきた。タイヤで粉砕された落ち葉が粉になって道を覆っている。小雨が降り始めて、とても滑りやすいコンディションだ。

もともと通行量の少ない道だが、私の後ろについた2台の車を、そのたびごとに路肩に寄せて追い越してもらった。

追い越されないように、スピードを上げて逃げたりはしない。前の車を追って接近し過ぎて煽ったりもしない。私はマイペースでいいんだ。

人生のなかで本当に必要な時にだけ勝負すればいいんだ…という思いが、最近やっと身に付いてきたように思う。私のペースでいいんだ…とハンドルを握る。

December 09, 2013 17:14:16

苛め

カテゴリー: 日記
大学病院の精神神経科の教授が書いた“いじめ”の過程を分析した本を開いた。

第1段階   孤立化
第2段階   無力化
第3段階   透明化

これを見た瞬間になるほど…と、思った。
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