絵を描いたり、写真を撮った時の構図が優れている人とそうでない人がいる。 でも、なにが優れているかどうかは、一概に言えないかもしれない。 優れているかどうかは、その評価基準を細分化してみた時に明確化される。 例えば、 ・写真のように描写しているかどうか? ・遠近感が表現されているかどうか? ・明るいイメージか、重苦しいイメージか? ・子どもが好きそうな絵か? ・若い女性が好きそうな写真かどうか? 等々… ‘優れてる’という評価は、時代と場所、評価する人の考え方で逆転することがある。 遠近法を確立したダ・ヴィンチの絵が優れていると思っている人が、宗達や尾方光琳の風神雷神図を見たらとんでもないと思う人がいるかしら。 じつは、どちらも素晴らしい。 みんなが良いと思う絵も、良くないと思う絵も、無いかもしれない。 そんなことを考えながら、町で見かける絵を楽しんでみたい。 でも、嫌いな絵はあるけど…。 |