不思議な映画を観た! ‘ノースフォーク天使がくれた奇跡’という映画。ジャンルはファンタジーであるがCGが使われているわけでなく、宙を舞うわけでなく、特殊メイクがすごいわけでなく、それでも間違いなくファンタジー・・・製作者の頭脳と感性の高さが感じられる作品だった。全編一貫して刹那さがあるが中途半端ではない微妙な一線を保ち暗くはない。軽い気持ちで観たが、観終わって得したと思える作品であった。ただし一般受けはしないだろう。これは確かだ。 私はある理由から、面白くないと思う映画も観ることがある。何故面白くないのか考えるとそれはそれで面白い。私のお薦めする映画はひょっとするとあなたには面白くないかもしれない。だって評判の悪い松本人志の‘しんぼる’も私を充分楽しませてくれた。 面白くない映画も、たまにご覧になってはいかがだろう。 |