ダメな自分を デキる自分に「矯正」する戦いか。 ダメな自分を ダメなまま、「生かす」戦いか。 どちらも同じく無意味だけれど、 私は 「前者」をやり尽くして 「後者」に至りました。 ......... 私ごとから、お話します。 それなりに、 勉強はできました。 高校入試の、国、英、理は 100点でした。 ちなみに 数、社、は39点と63点でした。 興味のないことは やれない 好きなこと以外に 脳みそも使いたくない 好きな人としか 居られない 嘘がつけない 私は、 子供の頃から 偏った人間でした。 誰とでも、仲良く? そういうフリも ピカイチに上手で クラスの人気者でしたが 心の中では、いつも一人、で 誰も信じたことのない ヒネくれた人間でした。 いいえ、逆を言えば ヒネくれ者だから 人気者にならないと 本当に一人になりそうで 不安で仕方なかった、 のかもしれません。 言ってみれば、 ダメな自分を デキる自分に、したかった 何でもできる人、になるために 不毛な戦いをしていた のだと思います。 けど、残念なことに どんなに戦って どんなに成果を見ても ちっとも、 満たされませんでした。 戦えば、 戦うほど、 自分の「独りよがり」を思い知り ますます、孤独感は増していきました。 ...... 孤独を感じないように 色んなことに飛び込み続けました。 脱サラ 起業 失敗 無一文 銀座ホステス また独立 自分を痛めつけるほど 自分に無理難題を押し付けるほど 「ある種の快感」は得られましたが 相変わらず、 不毛な戦いの域を出ることはありませんでした。 「私は、何がしたいんだろう」 いつも走りながら 息切れしながら 吐き気や、めまいに動転しながら 自分に問いつづけていました。 「誰かと繋がりたい」 渇望していたのは 「温度」でした。 ..... 離婚や、 家族との別離やで とうとう冷え切ったとき 今のパートナーと出会いました。 毎朝くる 「おはようございます」 というあいさつに マメな人なんだな、 と思うくらいでした。 「僕」だったのが、いつの間にか 「オレ」になり 今も変わらず 世界のどこにいても 同じ温度で、 私のバカなお願いも 全部聞いてくれますし 私がバカなので 怒られることもありますが そんなこんなをしているうちに 「ああ、バカだし、ダメ女だけど、このまま生かしておいてやろう」 という気になれたのです。 ......... つくづく、 自分一人では、 気が付けないものなのだな 誰かとの接触でしか 変われないのだな と「独りよがり」を 終えることができたのです。 (いつも話が長いのですが、今日はここらが折り返し地点です) 「かなこ」さんのフェイスブックの投稿 02へ続く |