脳ドックに行った。 人間ドックに比べ、脳ドックはまだ馴染みが薄い。 身体各部は、会社の健康診断などで診断機会はあるが、脳、脳血管に関する検査はほとんど行われてない。 また、脳に関わる病気以外では、脳、血管を細かく調べる機会はなかなかない。 人の脳は文字通り、意識を始め体の各部を制御する最も重要な器官である 因みに、中国語ではコンピュータのことを電脳と言う。(人の脳のほんの一部の機能しかないのだが・・・・) また、三大成人病、生活習慣病で最も多いのが高血圧症と言われている。 ちょっと前にくも膜出血で亡くなった木村拓也を憶えてるだろうか。 脳(血管)に関わる病気の怖さは、知る人ぞ知るである。ある日突然、一瞬にして全てが無になってしまう。 幸い身近な環境に充実した施設があり、一度、検査をしてみた。 (都内は隣県に比べ検査費用が少々割高なところが多く、都心から電車約20分にある埼玉の病院で検査することにした。) もちろん保険はきかない。 ちなみに都内は、かの「行列のできる法律相談所」や芸能人が通うことで話題の金内メディカルクリニックでは、6万弱、その他の機関は4万~1数万が相場。 この度、受診費用は3万と決して安いとはいえないが・・ 一度、時々行く医者に相談したところ、診断項目に相当する費用としては安いといっていた。 検査内容は、頭部・頚部のMRA検査、頭部MRI検査で、MRI装置による脳、脳血管、頚動脈の診断と、PWV(動脈硬化の検査)である。検査時間は約1時間で、検査後に医師の面談だ。 まず、MRIで30~40分。なんでも検査装置はオープン型で最高機種だそうだ。通常よく使用されるのはドーナツのような装置の中に、ベッドが移動して頭を突っ込んで検査するのが多い。この装置は機械の中の頭を入れず、本体真横のベッドの上で、頭部に樹脂製で、網目状のガード(センサー部)を装着して検査する。 頭の横に簡易の囲いがあるといった感じで、変な圧迫感は無い。 MRIによる撮影が終わると、仰向けになって四肢に血圧測定時に付けるベルトのようなものを装着し10分ほどで検査終了。 最後に検査結果の面談だ。 面談では、撮影写真、検査データを見ながら医師による説明を受けるのだが、驚いたことに(世間知らず?)、検査結果表に、撮影写真100枚ほどの映像データをCD化してお土産にしてくれた。 この撮影データは頭部の断面(頭部の輪切)写真、頭部血管・頚部血管の血管画像(2D、3D)で、解像度が高いので素人目に見ても比較的分かりやすい。 なにより、医師しか取扱えないようなデータを患者?側に手渡されたこと、撮影画像の解像度の高さに驚愕した。医療診断が、場合によっては、医師の技量によらず検査器材の性能に左右されることもありうるとも感じた。 結果は、頚動脈に1箇所、狭窄(狭いところ)が見つかったが、現在のところ処置等は必要の無いとのことで、まずは一安心。(それより頭の中を、これが目だの、・・・だの、見慣れない素人には少々刺激が強かった。現在はにわか医者気分でじっくり観察している。) TVなどで話題となった動脈瘤が心配だったが、特に発見されなかったことで胸を撫で下ろす。 また、頭痛などと因果関係があることもあり、機会があれば、脳ドックを一度受けてみるのを勧める。 |
今年もXmasがやって来る。 今更、浮かれる歳ではないが、Xmas。 西洋では宗教行事としてのほか、Xmasを家族、友人などと盛大に祝う。 (人気の宿などは1年前から予約が埋まるなど、彼らには、日本人に想像も及ばない思い入れがある。Xmas過ぎると、一斉に閑古鳥が鳴き始める) 街全体が装飾されるのもこの時期だ。 (1年で最もいい時期のひとつなので、機会があればお勧め。メルヘンチックな世界かな?) ちょっと違うが、年々、日本でも豪華な飾りつけをして、通行人の目を楽しませるところが増えたようだ。(おっと、頭の中に山下達郎の歌が流れてきた・・・) 今回は子供の主役、サンタクロースの話を。 サンタクロースは、4世紀のギリシャで司祭ニコラが周囲の貧しい人に施しをしたという物語が、世界中に広まったとされている。 そこで地方独自の物語ができ、多様な肖像ができていった。 日本で馴染み深いサンタクロースは、アメリカの影響を受けたもので、赤い帽子・ローブに身にまとったおじさんが、この時期子供たちにプレゼントを配る。 彼は北極で妻のミスクロースと暮らしており、トナカイを引き連れ煙突から進入しよい子にプレゼント、悪い子に石炭を配る。 一方、西洋では様々な格好、姿や異なった行為をするサンタクロースがいて、迎える側の習慣も若干異なる。 西洋で代表的なのが緑色の衣装をまとったファーザークリスマスだ。 彼はフィンランドに住んでいて、同じようにプレゼントを配る。迎える側の子供はお礼にミンスパイ、牛乳、ブランデーなどで出迎える。 国、地方によってはサンタクロースが魔女で、プレゼントを配る途中に周辺を掃除したり、ついてくる子供をほうきで追払いたりするもの、プレゼントを配る一方、悪い子には同行者にほうきでお仕置きをさせるもの、あるいは、ヤギの衣装をまとって子供に善行を強要するもの、悪人(魔法使い)だったが改心して、懺悔代わりにプレゼントを配るものなど 実にさまざま。 ちょっと早いMerry Christmas! |
ネットのラジオ番組から、ほのぼのとした音楽が流れていた。 歌い手は星野源。 壊れたマッサージチェアーの上で聴いていると、心地よさに転寝。 じっくり星野源の世界に浸ろうと「くだらないの中に」を求めてCD探しに奔走。 ところが「誰ですか?」、「分かりません」、「置いてないです」など散々だ。 執拗に探していると「取り寄せに10日~2週間かかります」とのことでネット購入。 僅か数曲だが、しばし、くだらないの中に沈思黙考。 |
突然のアクシデントに入院となる。 大型の機械(搬送機)にわが足を挟まれ、片足血まみれとなる。機械の中で試験計測中、操作ミスによる不注意で、足元を巻き込まれてしまった。 不幸中の幸いか、死にかけてもいないし、今のところ後遺症が残ることはなさそうだ。 (後から周囲の人たちの話をきくと、この程度で済んだのが奇跡的な出来事のようだ) 診断結果は、左足大腿部の筋肉断裂とのことで、現在、膝が少々屈曲する程度まで回復。 ところで、この左足はとにかく強靭だ。 なぜかというと、過去4回、傷病または手術を行っている。 1回目は、物の判別もできない幼少のころ。小銭を握って家の外に出た瞬間、側方からきた自転車の集団に足を引かれ骨折。当時、駄菓子を買いに行こうとしていたを記憶している。あっとゆうまの出来事だった。 2回目は、高校のとき。通学中、側方からきたバイクがまたもや、左足を直撃。詳細な記憶にないが、入院当時のことは覚えている。石膏製のギブスを脱着する際、切削機械を使用するのだが、激痛が走ったので、「痛い」と叫んだ。看護師が「大丈夫です。この機械は振動でカットしているので中の足には影響ないよ」とのこと。そんな中、開けてびっくり。中身が血だらけ。看護師の顔色が変わったのは言うまでもない。あの自信は何だったのだろう。 3回目は、左足大腿部裏に小さな脂肪の袋ができた。医者の所見によるとそのままで問題ないとのことだが、なんせ座ったときに異物に乗っている感じで奇妙な違和感がある。 「切除してください」といって、無事、手術終了。 4回目は、今回のアクシデント。筋肉部をつなぎ合わせ、後はリハビリに専念。 とまあ、考え方によってはわが命を守ってくれた左足に感謝。 事故当初、人生の終焉も頭を過ぎる。ただ、人生50年のつもりで生きてきたので、少しくらい早くなったぐらいの感覚でいた。 病院内で気になったことがある。 救急病棟なので、当然、患者の回転サイクルが早い。 中には、マナーに?の付く人がいる。病室内での携帯電話の使用だ。 このご時勢、若者は仕方ないわけでもないが、年配者なのに物事の分別をわきまえてないのは、呆れる。後から入院してきた年配者が初日に、業務電話なのか、頻繁に病室内で電話していた。その日は看過していたが、次の日も相変わらずだ。 所定の場所以外禁止されており、うるさいのはもちろんだが在院の自覚があるのだろうか。一番の問題は、静粛性よりも携帯電話から発する電磁波が各計器の動作に影響することがある。救急患者の生命に関わることもある。 航空機内で使用禁止になっていること然り。 ここは眠っていた正義感?と言うことではないが、あまりにモラルが欠如しているので注意して止めてもらった。 次に入室してきた若者。こちらも同様だ。携帯電話が普及しているとはいえ、時間、場所をわきまえて使用してほしい。消灯直前だったが、長電話している。 なぜか1、2回は看過してしまう。 次の日さすがに看過できなかったので、「看護師さんに所定の場所以外電話は控えて下さいと、言われなかったか」を少し口調が強くなった。 いずれにしても人から注意されるまで、迷惑行為でることを認識しているのかそうでないかは知らないが、まあ様々な人がいる。 (両者との素直に謝っていたが、謝る対象について考えてほしいと思ったのでした) 被見舞者としての疲れがピークだ。 時間に余裕はできたが、1週間というもの毎日のように見舞者に同じ事を説明しなくてはならないのが、ちょっと苦痛。せっかくの見舞者にわがままを言って申し訳ないのだが・・・ 今日見舞いに来てくれた会社の同僚に、珍しいものを頂いた。 外見はただの小ぶりの大福。何気に食べると中にトマトの具が入っていた。外箱に「小さ なトマト大福」を明記してある。 口に入れたのも後の祭り、口の前で弾けた。着替えた直後だっただけに、ああ残念。 最後に看護師さんは傍から見てても、今更ながら過酷な職業だと感じる。 私事だが学生時代、家庭教師、スイミングスクールで子供相手に先生まがいのことをした。 早くから、人相手の職業は無理だと悟れる機会に遭遇してよかったと思う。幸い日頃、機械相手が多い。 入院1週目のたわいのない話でした。 |
本日、救急病棟より整形病棟に移動となる。ようやく空ベッドができたようだ。周りが小 ぜわしくなったが、利便性はよくなった。 救急病棟が長かったので、中には病状が深刻だ勘違いする人もいた。 今日も来訪者。相変わらず客寄せパンダ状態。こころなしか自分でも目の回りが黒くなっ てきたような気がする。 髪の毛がうっとうしくなってきたので、カットすることにした。病院敷設内にあるこじん まりした散髪屋にいくこととなり、年を重ねたお嬢さんが迎えに来てくれた。 兎に角よくしゃべる。ここのパン屋は旨いだの、旦那、息子の話などまるで機関銃のよう にしゃべる。時折、こちらの話をすると豪快に笑って、また自分の話をする。 二言目には「私もいろんな人をみてきたが・・・」(どういう色んな人だろう?)と、 決まり文句のように言っていた。おせっかいおばさんとはこうゆう人のことだろうか。 あれだけしゃべりながらも、仕上がりに不満はなかったので、気分は夏晴れ。 慌しい一日の出来事でした。 |
なんとなく思いつくままにブログのようなものを書いて、はや2年ちょっと。 サイトの主旨とは違うところで、日記として書いてきた。一般のサイトに公開するほどの内容ではないので気恥ずかしいが、気分転換にそろそろ引越しも考えている。 最初のころは読みにくかっただろうと反省しているが、この機会にリニューアルし編集でもしてみたりと。 ところで、怪我の方は順調に回復し、片杖をついて歩けるようになった。それでも歩行の邪魔になり杖なしでいけそうだが、「転ばぬ先の杖」とばかりに当面すすめられる。 ようやく通院許可がでたが、地道なリハビリが待ってる。日々、膝を曲げる訓練を行う中、屈曲角度が「1度伸びた」と小さな喜びに幸せを感じつつ、器具を使用してロボコップのように足の伸縮をさせている。(やっと普段の生活の半分程度曲がるようになった) 明日退院だがどうも台風が直撃しそうで不安だ。 会社から直接、病院に搬送されたので車は会社の駐車場に置かれたままだ。帰宅まで先輩にバッテリが上がらないよう電源プラグを外してもらっていたので、復旧依頼の電話をしたところ「車に乗って帰るのはまだ早い」と叱責される。心配性の人なので、その場は笑ってごまかしたが、健在な右足は運転操作に支障ないのできっと乗って帰れるだろう。 ちなみに「ごまかす」とは江戸時代にあったゴマ菓子で見かけだおしだったため、この「胡麻菓子」が「ごまかし」の語源だそうだ。 あした天気になあれ・・・ |