福岡から成田経由してサンフランシスコへ10時間、米国ローカル線で2時間飛んで待ち合わせ時間含めると丸1日費やしてニューメキシコ州のアルバカーキに降り立った。 時刻表のOn Time(定刻)なのに1、2時間は平気で遅れる。まあ、こんなものか。 とにかく疲れた。(時差は16時間ほど日本より遅れている。) ニューメキシ州は日本の国土の80%ほどの大きさで、歴史的に全米50州のうち47番目に州として組み入れられた(メキシコより割譲)が、数々の歴史の古い都市を持つ。 地理的に合衆国の中心付近より真下に南下したところにあり、メキシコと国境を接する合衆国南部に位置する。 滞在はリオ ランチョという都市でアルバカーキ空港より程近いところにあり、ニューメキシコ州で3番目の大きさで人口は100,000ほどだ。 この地方の特徴はインディアン(ネイティブアメリカン)と地形だ。 ロッキー山脈の南側に位置し、滞在するリオ ランチョで高度16,000mある。航空機の上から見ると、最初ロッキー山脈の山々が続き、やがて閑散とした砂漠の中に都市が出現するといった感じだ。(北部には数多くスキー場が点在する) 街はアメリカの地方都市らしく道幅も広く、巨大なショッピングモール、飲食店などが広がり、生活には車が無いと不便だ。各建物の外観はだいたい黄褐色で統一され、整然と無機質な建物が配置されているといった具合だ。 インディアンの歴史は古く、この地方には様々な部族が居住する。象徴的だったのは空港に到着すると、中の様子が他の空港と違う。建物全体は黄褐色(土色)を基本に、民族色の強い伝統品で装飾されている。 有名な都市にサンタフェがある。ここには紀元前10000年前から遊牧民が活動していたらしく、先住民であるインディアンを始め、後に入植してきたスペイン人、メキシコ人と多様な文化がある。 サンタフェはニューメキシコ州の州都である。そう、何か聞いたことがある名前だ。かつて宮沢りえのヌード写真集で一世を風靡した名前だ。(興味ないので買わなかったが・・・。当時在籍した会社のイメージガールだったこともあり、記念のテレホンカードは未だに持っている。) ところでこのサンタフェと言う街を調べると、意外に興味深い。 地理的には州都では全米一の高地(2000m以上)にあり、人口62000強だ。歴史的には全米二番目に古い(1607年)街だ。 また、サンタフェは全米でも歴史的な街、芸術の街として知られる観光都市だ。「アメリカの宝石」と呼ばれている。 有名なレストラン、博物館・美術館が並ぶミュージアムヒル、アートギャラリーが並ぶキャニオンロードがある。芸術品市場はニューヨークに次ぐ規模で、博物館・美術館群は世界 的にもトップクラスとのこと。 サンタフェについては週末に早速、行ってみようと思うので、後日レポートする。 ところでホテルはExtended Stay(長期滞在向け)で、調理器具など生活用具が備え付けられている。初日にWALLMARTなどのスーパーで食料を買い込んだ(半分は日本から持参)ので、その他は特に不自由を感じることは無い。 因みにステーキ、水、ソース、サラダ、チーズ、レトルト食品を買った。(思った以上にどれも安い。) 訪問前は乗り気ではなかったが、「来れば都」とばかりに馴染んでしまうのは人間の性なのか。(根が単純なので仕方ない) 世界は広い。 写真はメモリの変換アダプターを日本に忘れたので、残念ながら帰国のちに公開できればと思う。(時差ぼけなのか天然ぼけなのか分からないが、抜けている) |