正月は鳥取に来ている。久しぶりの出張となった。 新幹線で岡山に向かい、そこからローカル線で約2時間かけて北上する。陸を瀬戸内海より日本海へと縦断する。これといって観光名所がないが(鳥取砂丘?)、相変わらずのどかな街だ。 強い寒気の襲来で朝方乾いていた路面が、夕方には雪で覆われている。2、3日 降雪が続くらしく、降り始めてから2日でゆうに30cm積もっている。(1日目で公式発表は25cm) 歩道は歩けない状態で、雪の少ない車道を車を気にしながら使わなくてはならず、不便だ。 宿の窓の外には、どこかの社有車が車体の1/3ほど降雪に埋まり、屋根は押しつぶされる程の積雪があるのが見える。(市内のいたる所で除雪作業がみられ、一般家庭でも除雪が大変らしい。昨日、地元業者の人が、凍結防止剤の塩化カリウムを何十トンか撒かなければならず、塩化カリウムは1日で無くなってしまうと言っていた。) 本日は正月とあって、心なしか朝食は普段よりごうせいで、デザートにはぜんざいがついていた。(ささやかな正月気分といったところだろうか。そういえば、年末年始の準備を何もせず家を留守にしてきた。) 仕事先まではフロントにタクシーを頼んでもらうが、「すぐ来ます」と言われたが結局30分ほど待たされた。(雪の日はなかなかタクシーがつかまらないらしい) 仕事先は、以前とは違い人影もまばらだ。企業の設備保全投資も最小限で、この時勢を反映して、厳しい状況である。 ここに来る前、旬の松葉がにを楽しみにしていたが、残念ながら食べに行けそうもない。 最終日に関係者の慰労会にでて、明日帰路に着く。 なんとも、もの寂しい正月だった。 |