久しぶりに実家の街を訪れると、未だ「D51」が市の空きスペースに飾られてた。子供の頃からあったもので、かなりの年月が経過している。記憶では2、3度とだんだん奥へ移動している。家から近かったせいか、良く運転室、車体上部に登ったりして遊んだものだ。 通称「デゴイチ」と言われ、戦時中大量生産されたものだ。なぜ、ぽつんと此処にあったのか分からない。市の誰かの提案で置くことになったのだろうか。国内向けに製造された1115台うちの1台だ。牽引車両に貨物車1台つながっている。現在の電車と比べ風貌は重厚(動力が大型ボイラーなので仕方ないか)、外装も黒一色で武骨そのものだ。 全車両の静態保存リストが明確になっており、この保存先の中に当該車両がでてない。どこからか譲り受けたのか、それとも後継のDD51機の思い違いなのか。 まあそれはそうとして、全国方々に保存されているので近くにあれば観賞できる。 日常、自家用車での移動が多い中、列車の旅でのんびりするのもいいかもしれない。事の他、目的地ばかりが目に行きがちだが、移動を楽しむのも案外いいだろう。時々雑誌に出る豪華列車などは常に予約で満杯ときく。(以前、定年退職した人がカシオペア:上野~札幌間を予約しようとしたがずっと予約が取れなかったらしい。) 航空機運賃と比べて割高となるが、快適さ、醍醐味などは代えがたいものだろう。一度は乗ってみたいものだ。 |