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自然派の気ままに一言

 
2010-11-29

脳ドック

カテゴリー: 日記
脳ドックに行った。

人間ドックに比べ、脳ドックはまだ馴染みが薄い。
身体各部は、会社の健康診断などで診断機会はあるが、脳、脳血管に関する検査はほとんど行われてない。
また、脳に関わる病気以外では、脳、血管を細かく調べる機会はなかなかない。

人の脳は文字通り、意識を始め体の各部を制御する最も重要な器官である
因みに、中国語ではコンピュータのことを電脳と言う。(人の脳のほんの一部の機能しかないのだが・・・・)

また、三大成人病、生活習慣病で最も多いのが高血圧症と言われている。
ちょっと前にくも膜出血で亡くなった木村拓也を憶えてるだろうか。
脳(血管)に関わる病気の怖さは、知る人ぞ知るである。ある日突然、一瞬にして全てが無になってしまう。

幸い身近な環境に充実した施設があり、一度、検査をしてみた。
(都内は隣県に比べ検査費用が少々割高なところが多く、都心から電車約20分にある埼玉の病院で検査することにした。)

もちろん保険はきかない。
ちなみに都内は、かの「行列のできる法律相談所」や芸能人が通うことで話題の金内メディカルクリニックでは、6万弱、その他の機関は4万~1数万が相場。
この度、受診費用は3万と決して安いとはいえないが・・
一度、時々行く医者に相談したところ、診断項目に相当する費用としては安いといっていた。

検査内容は、頭部・頚部のMRA検査、頭部MRI検査で、MRI装置による脳、脳血管、頚動脈の診断と、PWV(動脈硬化の検査)である。検査時間は約1時間で、検査後に医師の面談だ。

まず、MRIで30~40分。なんでも検査装置はオープン型で最高機種だそうだ。通常よく使用されるのはドーナツのような装置の中に、ベッドが移動して頭を突っ込んで検査するのが多い。この装置は機械の中の頭を入れず、本体真横のベッドの上で、頭部に樹脂製で、網目状のガード(センサー部)を装着して検査する。
頭の横に簡易の囲いがあるといった感じで、変な圧迫感は無い。

MRIによる撮影が終わると、仰向けになって四肢に血圧測定時に付けるベルトのようなものを装着し10分ほどで検査終了。
最後に検査結果の面談だ。

面談では、撮影写真、検査データを見ながら医師による説明を受けるのだが、驚いたことに(世間知らず?)、検査結果表に、撮影写真100枚ほどの映像データをCD化してお土産にしてくれた。
この撮影データは頭部の断面(頭部の輪切)写真、頭部血管・頚部血管の血管画像(2D、3D)で、解像度が高いので素人目に見ても比較的分かりやすい。
なにより、医師しか取扱えないようなデータを患者?側に手渡されたこと、撮影画像の解像度の高さに驚愕した。医療診断が、場合によっては、医師の技量によらず検査器材の性能に左右されることもありうるとも感じた。

結果は、頚動脈に1箇所、狭窄(狭いところ)が見つかったが、現在のところ処置等は必要の無いとのことで、まずは一安心。(それより頭の中を、これが目だの、・・・だの、見慣れない素人には少々刺激が強かった。現在はにわか医者気分でじっくり観察している。)

TVなどで話題となった動脈瘤が心配だったが、特に発見されなかったことで胸を撫で下ろす。

また、頭痛などと因果関係があることもあり、機会があれば、脳ドックを一度受けてみるのを勧める。