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自然派の気ままに一言

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2009-01-28

台湾その1

カテゴリー: 日記
台湾。世界で最も親日的な国。かれこれ十数年前より数え切れないほど訪れている。(もちろん仕事だが)

中華系民族特有の自己主張の強さ、実利的なところ、バイタリティの
豊かさ様々な面を持つ九州ぐらい?の島国だ。

ちょうど今は旧正月(ちなみに近隣アジアでは西暦正月は日本だけ)真っ只中だ。
日本同様、帰省大移動が始まる。ただしこの時期ばかりは高速道路の通行料は無料開放される。(もともと低料金だが。商業主義一辺倒ではなく日本もこうゆうところを見習ってほしい。)

最近では先進国並みのマナー、モラルの意識を持つようになってきたが、
まあ最初のころは酷い点も多かった。(今の中国ほどではないが)

そこで今回は交通事情?を交えてちょっと。

街の交通手段としてのタクシーは白タク多く、公共のものもメータがない、あっても使用せずぼったくる。(それでも何度か行くと相場が分かるのでこちらから一方的に支払いを済ませることも多かった。)
運転マナーも日本のように優先規則有無ではなく、早い者勝ち的な走行だ。お客さんを乗せてるいう意識が薄く、安全運転とは程遠い。(総じてアジアのどこも大差ないが、最近はかなり改善されてきた。)

当時車載エアコンのないもの、周りのフレームがさびなどで腐りかかったもの傷へこみだらけの車が多かった。(日本車は関税100%で単純に日本倍額でしか手に入らず、非常に高価だった。)
ここ数年は洗車場が普及しており驚いた。

ある夏場、助手席で暑いので窓を開けていると、いつも通り激走して路肩駐車している細い路地を進んでいた。突然ガシャンという音と共にガラス破片が振り込んできた。
何事かと思い我に返るとどうやら駐車している車とドアミラーが干渉したらしい。
運転手はいったん停止するも何もなかったようにすぐ発信してしまった。
文句を言うと彼はきょとんとして不思議そうにこちらを見るのであほらしくなってそのまま支払いをしてでた。
(事故だけは未だに多く、特にスクーターとの干渉事故など日常茶飯事だ。なお、スクーターは圧倒的に数が多く、専用道路があるほどだ。)
ちなみに、助手席はレールのないジェットコースターのようで日本人は誰も座りたがらない。

とある通勤時のことだ。送迎用の1BOXで移動中、うつらうつらしていると「ドン」を言う音にはっと目が覚めた。停止したので周りを見るとスクーターが1台ころがって人が起き上がろうとしていた。
どうせスクーターが突っ込んできたか、弾き飛ばしたのかと思っていると運転手が出て行った矢先、なにやら起き上がったおばさんが大声で怒鳴っている。ほんの一言、二言いって気が済んだのか、おもむろにスクーターを起こすと何もなかったように行ってしまった。
(たくましいといっていいのか? 隣席の同僚と首をひねりつつ、なんだったんだろと思ったが、また寝た。)

あるとき夕食に出かけると途中なにやら言い争いをしている。自転車に乗ったおばさんと車から降りてきた男性が怒鳴りあっている。何があったかは知らないが夕食後また通るとまだ居たが、突然何もなかったようにさっと引けた。(よく分からない?)

世間一般で大阪のおばちゃん云々いわれるが、こちらはその比ではないだろう。
ああ中華系の女性は怖い!

2009-01-28

世界遺産番組を見て思うこと

カテゴリー: 日記
つい先日世界遺産の類の番組を見た。
世界各国の歴史的建造物、史跡を短編紹介していた。

ヨーロッパ編は人工の芸術的建造物のシーンが多い。
アジアに限って比べるとまるで違う。
少ない体験のなかで肌に感じていたことだか、キリスト教中心とした文化と仏教文化の相違だろう。
よく狩猟民族と農耕民族といって喩えられことがあるが、明らかに芸術性の相違がある。
何か?民族性もあるが大きな点はその風土にあるだろう。初めて足を踏み入れたときに直感したのが、時間の流れだ。何か違う空間に紛れ込んだようにゆっくり落ち着いた流れだ。
見るもの全てが新鮮だ。こういう場所で生活すると心豊かになり、かの繊細で優雅な芸術を生むのであろう。
わびさびの世界とはまるっきり異なる。(それはそれでいい。)
また、アジアでは何処も大差なく、皆せわしく不断なく活動している。
(本当の意味で落ち着いたと実感がもてたのは唯一ヨーロッパを訪れたときだったような気がする。)

残念に思うことは京都などの一部は古い町並みを残したまま生活しているが、アジアの何処も総じて壊して造ることしかしない。
一方は自分たちの歴史を残しつつ、何百年(何千?)も街のかたちを残しそこで生活をする。(まちがっても日本の家のように新しく合理性の高いものを良しとせず、彼らは自分たちが住みやすいよう内装に手を加え生活している。)
自分たちの歴史・文化に畏敬を持って生活している。

自分には芸術のセンスが全くないのだが、身を置くと素人ながらも違いは感じられた。
(このため文学、音楽他 芸術的なセンス、趣味を持った人にはとりわけ尊敬の眼差しになる。)

有名なフランダースの犬というアニメ番組で、主人公のネロが教会にあるルーベンスの絵画に憧れていた。
ちょっとした教会、城に入ると、よく分からないが注意してみると何時間いてもあきない。

余談だが南の島々、アメリカ(一度仕事で行った)など好んで行きたいと思はない。
残念ながら感嘆すべき長い歴史と文化がないからだ。
また、街の夜景でどこそこがいいだのいわれるが、その時のもの珍しい情景だけだ。
数々見たが心に残らない。自分にとっては飾り付けしたクリスマスツリーのようなものだ。

全く別の感覚をもた文化圏としてやはりヨーロッパには魅力が多い。
老若男女関わりなく、「無理してでも騙されたと思って一生に一度行った方がいい」とよくひとに奨める。

閑話休題、ヨーロッパは国が陸続きのため時間にゆとりがあれば列車でいろんな所にいける。(国際間列車が走る為、国境付近でパスポートを見せるだけだ。)
訪れたときはウィーン(オーストリア)に行きたかったのだが、時間的都合でドイツとの
国境の町ザルツブルグで留まった。(なぜか芸術音楽の雰囲気に浸りたかった。)
恥ずかしながらかのモーツワルト生誕地とは知らず。

さすがに芸術の街だ。厳寒の中、路上でピアノの弾き語りをしていた。(息を吐くと正面が真っ白になる上、霜で先がぼんやりしているほどだ。)もちろんクラッシクだ。(なんだろうこの感じ。街全体が芸術だ。日本の路上ギターとは比較してはいけないが、雲泥の差だ。)

と、横に巨大なビールサーバのようなタンクに人が群がっている。
近づいて覗き込むと、紙カップになにやら湯気をあげた濃紺の液体が入っており皆美味しそうに飲んでいる。(こっちの人はグレープジュースを温めて飲むのが習慣なのか?)

見たものついでにひとつ飲んでみよう。一口!何か違う。もう一口。
ワインだ。濃い赤の。
こっちにきて数々のビール、ワインを味わったが、こうゆう飲み方は初めてだ。
意外に美味い。やはりサプライズが多い。
(ちなみに朝は列車の車内販売で硬いパンとビール、夜はビールと何かだったので一日
酒浸けだった。)

今日はこのへんで。
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