台湾。世界で最も親日的な国。かれこれ十数年前より数え切れないほど訪れている。(もちろん仕事だが) 中華系民族特有の自己主張の強さ、実利的なところ、バイタリティの 豊かさ様々な面を持つ九州ぐらい?の島国だ。 ちょうど今は旧正月(ちなみに近隣アジアでは西暦正月は日本だけ)真っ只中だ。 日本同様、帰省大移動が始まる。ただしこの時期ばかりは高速道路の通行料は無料開放される。(もともと低料金だが。商業主義一辺倒ではなく日本もこうゆうところを見習ってほしい。) 最近では先進国並みのマナー、モラルの意識を持つようになってきたが、 まあ最初のころは酷い点も多かった。(今の中国ほどではないが) そこで今回は交通事情?を交えてちょっと。 街の交通手段としてのタクシーは白タク多く、公共のものもメータがない、あっても使用せずぼったくる。(それでも何度か行くと相場が分かるのでこちらから一方的に支払いを済ませることも多かった。) 運転マナーも日本のように優先規則有無ではなく、早い者勝ち的な走行だ。お客さんを乗せてるいう意識が薄く、安全運転とは程遠い。(総じてアジアのどこも大差ないが、最近はかなり改善されてきた。) 当時車載エアコンのないもの、周りのフレームがさびなどで腐りかかったもの傷へこみだらけの車が多かった。(日本車は関税100%で単純に日本倍額でしか手に入らず、非常に高価だった。) ここ数年は洗車場が普及しており驚いた。 ある夏場、助手席で暑いので窓を開けていると、いつも通り激走して路肩駐車している細い路地を進んでいた。突然ガシャンという音と共にガラス破片が振り込んできた。 何事かと思い我に返るとどうやら駐車している車とドアミラーが干渉したらしい。 運転手はいったん停止するも何もなかったようにすぐ発信してしまった。 文句を言うと彼はきょとんとして不思議そうにこちらを見るのであほらしくなってそのまま支払いをしてでた。 (事故だけは未だに多く、特にスクーターとの干渉事故など日常茶飯事だ。なお、スクーターは圧倒的に数が多く、専用道路があるほどだ。) ちなみに、助手席はレールのないジェットコースターのようで日本人は誰も座りたがらない。 とある通勤時のことだ。送迎用の1BOXで移動中、うつらうつらしていると「ドン」を言う音にはっと目が覚めた。停止したので周りを見るとスクーターが1台ころがって人が起き上がろうとしていた。 どうせスクーターが突っ込んできたか、弾き飛ばしたのかと思っていると運転手が出て行った矢先、なにやら起き上がったおばさんが大声で怒鳴っている。ほんの一言、二言いって気が済んだのか、おもむろにスクーターを起こすと何もなかったように行ってしまった。 (たくましいといっていいのか? 隣席の同僚と首をひねりつつ、なんだったんだろと思ったが、また寝た。) あるとき夕食に出かけると途中なにやら言い争いをしている。自転車に乗ったおばさんと車から降りてきた男性が怒鳴りあっている。何があったかは知らないが夕食後また通るとまだ居たが、突然何もなかったようにさっと引けた。(よく分からない?) 世間一般で大阪のおばちゃん云々いわれるが、こちらはその比ではないだろう。 ああ中華系の女性は怖い! |