GWのために仕事はそんなに忙しくないだろう。 ということで有給を取ってもらって一人少ない人員で いつもの仕事を始めていた。 でも時間になってももう一人来るはずの人が来ない。 いつもは定刻の15分くらい前には来るのに5分前になっても 来ない。これはもう来ないと断定していいだろう。 上司に「○○さん、来ないですよ。」と言うと 機嫌が悪そうに「知るか。」との言い草である。 普段は4人でやっている仕事を2人でやるとなると これは、かなりの忙しさである。 仕事の内容はともかく締め切りというのが 存在しているので二人だろうが必ず締め切りを 守らないとお客に迷惑をかけてしまう。 忙しいのにさらに忙しくなるのは 理由がある。 普段は働かない理屈好きの上司は いちいち「どうしてこの手順でするのか?」とか 「この意味は何?」とかいちいち聞いてくるので 仕事が進まないじゃないか。 こういう忙しい時に限って色々と 急な注文が入ったり、突然の入荷があったりと 予定外が多くて二人でやるには かなりの忙しさ。 でも間違ってはならない。 速く、正確に、安全にやらないと 間違ったら、後処理が大変だ。 急ぐけれども、正確を優先して 確実にやらねばならない。 内線電話が鳴りやまないし いちいち対応をしないといけない。 そのうち○○の家内ですが と電話があった。 「お母さんの容態が急変しまして 危篤状態なので休ませてください。」 ケータイも忘れて朝知らせを聞いて お母さんのもとに飛んでいったという。 ケータイにつながらない筈だ。 それは仕方がないことだ。 と忙しいのに退職した人が訪ねてきた。 事情を話すと 手伝ってくれることになった。 二人でするのと 三人でするのは まったく違う。 渡りに船というのはこの事で 親切に甘えることにした。 退職のさいに商品券を2万円渡したのが 良かったのかな? |