『さあ/\どういう話する。さあ聞き分け。さあ/\この中だん/\の伝え、善き事も半分分からん。よう聞き分け。すっきり二つになれば理が分かる。それ/\いかなる事情、一つの道の事情、幾重という事情も分かり難ない。何処にも成る成らん。一寸初め分かり難ない。なれども一つ実を知らす。あちらにもある。この根から始まり。何とも分かり難ない。古い新しい一寸言えば、さあ/\実を見て、こうのう渡す。理を渡してある。目に見えん、年にも当らん、西にも東にも南にも分からん。こうのう第一、一つの理、道の道、世上世界の道直ぐ治まる。千筋万筋何にも分からん。こうのう印あれば、どんと一つの道、さあ/\さづけや/\。さあ渡す。一寸俺も、あちらも、こちらへも、さあ/\又一つ、だん/\変な話、十分尋ねを聞いたる。これまでのこうのう生える/\。さあ/\大分生えそうや/\。そうじゃ。さああちらへも一寸道出掛け、さあ/\こちらへも十分残る。間引き/\残る。間引いた辺な所へも生える、生えてある。ほんにおゝ、どんな大木も分からん。だんだん蒔く種、一度は皆生える。一つのこうを渡す。この道やれ思うたる。大風分からん、どちらへも方角分からん。こちらへも一つ大木、又々一つ事見えや方角分からん、一つ理分からん理分かる。』(M22..01.25) |