「アロンダ………、私は18歳。建物の前に市場が見えます。かごがあります………かごを肩にのせて運んでいます。私たちは谷間に住んでいます………水はありません………時代は、紀元前1863年です。その地域は不毛で、暑くて、砂地です。井戸があって、川はありません。水は山の方から谷間に来ています。」 彼女はさらに、地形について話した。私は、彼女に何年か先に進むように指示し、見えるようなものについて話すように、言った。 「木が何本かと、石だたみの道があります。料理のための火が見えます。私の髪は金髪です。茶色の粗布でできた長いドレスを着ています。足にはサンダルをはいています。私は25才です。私にはクレアストラという名前の女の子がいます。………彼女はレイチェルだわ(レイチェルは現在の彼女の姪です。二人はとても親密な関係にあった)。とても暑いです。」 私は、びっくりした。胃がキュッとちぢみ、部屋の中が寒く感じられた。(ツヅク) (『前世療法』 ブライアン・L・ワイス著 山川紘矢・亜希子訳 PHP研究所[文庫]刊) 注)『生きがいの創造』の20世紀版(加筆修正されるまでのもの)は、ほんとうに信じられないくらい素晴らしい本だと思いました。しかし、個人的な見解になりますが、加筆修正された21世紀版では、全体的に見るとずいぶん内容が変わってしまっているような感じがします。(先日おぢばの本屋さんで、21世紀版を読ませていただきました。)それで、これからは、信仰の面からも書かれている『前世療法』の日本語訳原本から引用させていただくことにしたいと思います。しかし、『生きがいの創造』という本は、『前世療法』という本を教えて下さり、臨死体験や退行催眠というものによって、生まれ変わりの実際を体験させて下さったことに、大きく感謝させていただいています。誠に、ありがとうございました!!m(__)m(ひろ) |