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飯田丸五階櫓
平成になり、当時の技法で復元されました。
内部に入ると、屋根には釘が使われてなく、合掌造りを思わせる作りをしています。
私は木造の櫓(天守)の内部を見ると必ず屋根の組み方を見ています。
いつもの様に1階から天井を見ていると…
大きな梁に、ふくろうが居ました(?_?)
何故…
大工の遊び心…
そう想い、各階の柱や梁を注意して見ましたが、他には居ませんでした。
受付のおじさんに聞くと
復元工事の際、誤って大事な梁にキズをつけてしまったそうです。
工期は延ばせず、予算もギリギリでした
キズの事を聞き付けた大工の棟梁が、キズを隠し尚且つ遊び心を交えてふくろうをキズ穴に埋めたそうです。
では何故ふくろうだったのか…
ふくろうは夜の番人と云われ、火災や災害から櫓を守る
とされていたからだそうです。
城郭建築には宮大工の技術が使われています。
日光東照宮の様に意味を持っているのですね… |