読書好きの私は毎晩本を読んでからべッドに入る。 あ~、もうこの本も読み終わってしまった。 これまで読み終えた本は本箱に入りきらず、今にも崩れそうな山になっている・・・ 明日は街の本屋に行ってみよう・・・(∩_∩) (ポチッ) パソコンの電源を入れ、最近書き始めたWebでの日記を書き込み、ベッドに入る。 翌日仕事を終え、帰宅途中に街の本屋へ 今日は人が少ないな・・・ さてどんな本にしようなか・・・ とある作家の棚に目が留まりタイトルを見ていると人の気配が・・・ 気配が実在に変わるとそこにはOL風の若い女性が・・・ 晩熟の私は別の本棚に移動 この作家か・・・ 読んだ作品ばかりだな・・・ 未だ読んでないのは、エーッと・・・ するとまた気配が・・・ さっきの女性だ・・・ そっと1人で本を探したかったので、一度外に出てちょっと一服・・・( ̄△ ̄)y─┛.。o○ そう言えば、先日日記のコメントに薦められた本があったな・・・ 確かその作品は 作品のある棚には先ほどの女性が・・・ 作品を手にしようと手を伸ばすと、ほぼ同時に彼女の手が・・・ 「どうぞ」と彼女の口から優しい声が 私も「どうぞ」と返すと 「いえいえ、どうぞ」と彼女 何度も繰り返してはと思い、私は本を手に取り笑顔でお礼を言った。 すると少し強張っていた彼女に笑みが毀れた。 ほのかにミントの香りが・・・ 可愛いな・・・ 晩熟な私ですが勇気を出して話しかけてみた。 「本がお好きなのですね」 「ええ、あなたも・・・」 互いに笑顔で応えていた。 「先ほどから探している本が一緒のようですね」 彼女がコクリと頷いたように思えた。 「本ありがとうございました」とお礼を言い私は本屋を後にしました。 数日して本を読み終えた私は再び街の本屋へ 本棚を散策しているとそこには先日の女性が・・・ 笑顔で軽く会釈し、本を物色 するとまたしても彼女が・・・ そんな偶然が何度か繰り返された時、私は彼女を食事に誘いました。 読書好きの2人には話題が絶えず多いに盛り上がりました。 その晩、彼女との出会いを日記に記すとメッセージが受信されました。 「初めまして・・・ その本屋が○△□書店なら、その女性は私です。」 えっ、こんな偶然が・・・ その後彼女とは、本屋でデートする日々が続いています。 ※こんな出会いがあったなら… |