競馬の馬券配当を巡って所得税法違反に問われた元会社員の男性(39)に対する判決で、大阪地裁は23日、外れ馬券を必要経費と認める初の司法判断を示した。 被告側は「納得した」と受け入れたが、判決は馬券の大量購入を前提にしており、国税関係者は「限定的な判断だろう」などと冷静に受け止めた。 「全面的に主張が認められた。判決には説得力があり、正当な法解釈だ」。男性の弁護人を務める中村和洋弁護士(大阪弁護士会)は大阪市内で記者会見し、判決をこう評価した。 男性は年収約800万円の会社員だったが、大阪国税局から課税処分を受け、すでに約7000万円を納税。今年1月末、退職を余儀なくされた。現在も月数万円ずつ納付しているが、預貯金は底をついたという。 男性は判決後、中村弁護士に「判決に納得している」と話し、控訴しない方針を示したという。 国税庁内では冷静な受け止めが目立った。ある幹部は「こちらの主張が認められなかったのは残念だが、想定の範囲内。判決を見てみないとはっきりしないが、馬券の購入方法にはいろいろなケースがあり、今回はかなりのレアケースとして『雑所得』と判断しているはずだ。通常の馬券の払戻金が『一時所得』というこれまでの解釈に影響はないだろう」と強調した。 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20130523-OYT1T00793.htm?from=popin 結局、ハズレ馬券は経費って事で争点になって部分は無罪。 ただし、利益を得た部分に関して確定申告して納税義務を果たさなかった部分に関しては有罪って事だね。 つまり経費計上オケってことだよコレ |
◇部屋の広さ、受験、ブランドもの…育児期の深刻な悩みに <空気が合わないので、育児の拠点を移します> 東京都内の30代の女性看護師は、ママ友の一人から届いたメールに驚いた。 自宅近くの児童館で一緒に子供を遊ばせる仲。1年以上何ごともなく、楽しく付き合ってきたつもりだった。そのママ友がある時からぱったり姿を見せなくなり、連絡も途絶えてしまった。思い切って「何かあったの?」とメールをしたところ、返ってきたのが“絶縁宣言”だった。 「そういえば……」。同じママ友グループ内に、娘にいつもかわいい洋服を着せ、次々と新しいものを買い与える母親がいた。実家の援助があり、見た目も派手だった。一方、<空気が合わない>と書いたママ友は節約に励み、昼食も持参した弁当で済ませるほどだった。当然、娘の持ち物もほどほどだ。 「夫の収入が少ないことを彼女は気にしていました。女の子同士だと違いも見えやすいですしね。うちは男の子で良かった」。そう語る女性自身、会社員と結婚し、子供は「地域で普通に育ってくれればいい」との考え。数年前に夫の実家に近い今の場所に引っ越してきた時には「教育熱心で金持ちが多いところ」と耳にしたが、だからといって特に意識はしなかった。 だが、この一件があってから「しばらくはトラウマで、ママ友付き合いをするのが怖かった」と振り返る。 冒頭のメールの続き。新たな<育児の拠点>とは、いわゆる下町地区。<どれだけお金をかけずに育児ができるかを実践できるところ>という文章に解放感がにじむ。遠くはなく、引っ越しをしたかどうかは分からない。派手ママの方は気にも留めず「学費の高い私立に子供を入れないとばかにされちゃう」と、娘の幼稚園選びに頭を悩ませているとか。 「以前は生活のレベルなんて意識せずに暮らしていたのに。子供ができると、こんなにも周囲のことが気になるものなのでしょうか」。女性はため息をつく。 2児の母で「ママ友のオキテ。」(ぶんか社)の著書がある漫画家の又野尚さんは「子供が小さいうちはどうしても行動範囲が限られるので、例えばランチは近場で、というように母親たちは同じように動ける仲間を求めます。しかし実際には世帯収入などによって服の趣味から習い事、ランチのお店までお金のかけ方が全く違いますから、身の丈に合わないグループに入ってしまうと苦しむことになる」と語る。 別の都内の女性(40)は、夫の転勤で住んだ名古屋での経験が忘れられない。 3児の母。普通のサラリーマン家庭なので家賃の安い地域に住んだつもりだったが、ネットで知り合ったママ友に誘われて入った育児サークルが問題だった。地元の資産家が仕切っており、全員がブランドバッグを持って現れた。どこかの家に集まる時はデパートで購入した菓子を持参、資産家の“ボス”よりランクの高いバッグは持ってはいけない……暗黙のルールは多岐にわたった。 「『次はお宅で集まりましょう』と言われたときは、結婚式の引き出物としていただいた新品の食器を引っ張り出しましたよ」。女性は笑う。この「苦い経験」から、東京への転勤が決まると、地元のスーパーの価格や主婦たちがどんな服装をしているかをチェックしてから住むところを選んだ。「幼稚園だって同じ価値観の人が集まる場所だから、事前調査は欠かせない。初めて会った人は必ず服装や雰囲気を見ますよ」 そうやって母親たちは「常に相手の生活レベルをチェックし、自分の立ち位置を確認している。その結果、同質の集団ができあがるのです」(又野さん)。個々の集団は世帯収入などによっておのずと序列化し、ひいてはママ社会全体の階層化につながっていく。それがママカースト現象だ。カーストを決めるものは、右の又野さんの漫画にあるようにマンション内の部屋のグレードだったり、持っているもののブランドのランクだったりする。 昨年、30代の子育て女性をターゲットにしたファッション誌「VERY」に連載された「ハピネス」は、このママカーストの中でもがく女性を描いた小説だ。 高級タワーマンションに住む主人公の有紗は、ママ友グループの中でも格下の部屋に住み、地方出身で夫と離婚寸前であることを隠している。一方、グループの中心人物である「いぶママ」は価値の高い上層階に住み、センス良くブランド品を着こなし、子供に有名私立幼稚園を受験させる。有紗はうそを重ねてまでグループ内での立場を守ろうとする。より低いカーストに落とされないように--。 「学校内で生徒間に序列が生じる『スクールカースト』があると聞いていたので、ママ友という集団にもカーストがあるだろうと考えたのが執筆のきっかけです」。作者の桐野さんはそう語る。自らも子育ての経験があるが「その頃に比べると社会の同調圧力が強まっている。以前は他人と違っていることが格好良かったけれど、今は『個性的』って、あまりいい意味ではない。ママたちは同じでありたいし、同じじゃなきゃ許さないでしょう」。 カーストから外れることを恐れるのはなぜか。桐野さんはママ友社会に漂う緊張感を挙げる。「少子化の今は子育てでの“失敗”が許されない空気がある。かつては兄弟姉妹が多く、一人ぐらいは出来の悪い子がいたりしても社会は寛容だった。現代は子供の存在がその家庭の象徴になってしまっている。しかも格差の広がりで勝ち組・負け組と言われるようになり、子育ての責任を負わされた母親は自分や子供のレベルを落とさないようにと必死なんです。自由なようで自由じゃない。子育てという牢獄(ろうごく)の中にいる。その緊張感が特に都会で強まっているように感じます」 「フェイスブックやツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の広がりで、お互いの生活をのぞき見ることが容易になり、これまで気づかなかった自分との差異に気づいてしまったということもあるのでは」。そう指摘するのはママ友事情に詳しいジャーナリストの白河桃子さんだ。さらに「一億総中流の時代が終わり、リストラなどがあり将来の希望を感じられずにいるので、ママ友社会でも自分の立ち位置がより気になるのかもしれません。ただ、自分にあった集団を見つけて幸せならばいいけれど、『この位置で自分は大丈夫?』とおびえながら暮らしていくのは不幸なことですよね」。 <あれほどいぶママを素敵な女性だと憧れていたのに、俊平がまったく興味を示さなかったことにも内心驚いていた。夢から覚めたような気分だった>。物語の後半、有紗は夫の俊平と関係を修復していくにつれ、ママ友グループに対するこだわりをなくしていく。「有紗がいたのは女性が美しさにこだわり、マメで暇じゃなければやっていけない世界。なぜそんなところにいられるかというと、それ以外に濃密な人間関係を持っていないからです」と桐野さん。「だからこそ小さなグループに属していないと安心できない。例えば彼氏とは言わないまでも、夫と親密な関係を築けたら、ママ友グループ内での立ち位置なんかどうでもいい、ママカーストなんて気にしないはずです」 親密ではないのに息苦しいママ友の世界。解放へのカギは、身近なのに見向きもしなかった夫が握っているのかもしれない。 |
【これはヒドイ】障害者を雇って並ばずにディズニーを楽しむ“裏ワザ”がNYの金持ちママの間で流行中 ディズニーランドの待ち時間の長さは世界共通だが、そんな長~い待ち時間さえも楽しめてしまうのが夢の国ならではだったりする。 ところが世の中には、どんな卑劣な手を使ってでも行列に並びたくない!ズルをしたい!と考える人間が存在するようだ。 米ニューヨーク・ポストによると、フロリダにあるディズニーワールドでは、ある姑息な手を使って一切行列に並ばずにアトラクションを楽しめる“ブラックマーケットツアー”が存在し、一部のリッチな人々から注目を集めているそう。 そのツアーというのが、あえて障害者のガイドを雇い、優先ルートで園内をまわるというまさに人道に反するもので、お値段はなんと1時間130ドル(約1万3000円)、1日(8時間)1040ドル(約10万4000円)。 ディズニーワールドでは、車椅子などを必要とする障害者がいる場合、1人につき6人まで優先ルートに付き添うことができる。 同ツアーはまさにそんなディズニーの良心を逆手にとったサービスなわけだ。 ちなみにこのツアー、現在マンハッタンの某私立学校に子どもを通わす金持ちママたちの間で密かなブームとなっており、実際に利用したとされる1人の母親は、「他の子が2時間半も並んでいるところ、うちの子はたった1分でイッツ・ア・スモール・ワールドに乗れちゃったわ。 ツアーなしではディズニーになんて行けない。これが金持ち流の楽しみ方よ」と恥ずかしげもなく自慢しているという。 日本のディズニーランドでも、障害者でもないのに車椅子を乱用するケースが多発し、待ち時間ゼロでの案内制度が廃止されている。 我が子にアトラクションを楽しんでもらいたい気持ちは理解できるが、幼くして「お金を積めばなんとかなる」と刷り込まれた子どもがどんな大人に成長するのか末恐ろしい。 少なくとも“地球上で最も幸せな場所”であるディズニーランドでは、こういった卑劣な行為がおこなわれないようなんらかの対策をとっていただきたいものだ。 http://www.nypost.com/p/news/local/manhattan/disney_world_srich_kid_outrage_zTBA0xrvZRkIVc1zItXGDP |
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