この時期になると会社の人と連れ立ってよくスキーに出かけたものだ。 大小併せると日帰り圏内に数十はあったと思う。 岐阜北部方面は近接する場所には1.5時間程度で行けたが、シーズンとなると時間帯によっては5時間もかかった。(1本道が多く、まるで正月の高速なみ。現在、東海北陸道開通で解消?) 週末となると周りの同僚(当時社員寮)と渋滞回避のため夕食をそそくさとすませAM3:00起床、出発していた。(全国地方から集まった者が多く、物珍しさからか冬はスキー、一色だった。) しかもリフト始動から夕刻の停止まで皆まるで憑依のごとく、狂ったように滑走していた。(周囲の素晴らしい景観を楽しむ余裕がない) 寒い場所で寒い思いをして何が面白いんだ?と感じつつも周囲の説得に屈してしまい、経験者につれられたのが事の始まりだった。 現地に行くと皆同性に対しては鬼のように冷たい。いきなり最頂部につくや否や、一言二言のたまったのち、消えてしまった。おかげで最初の頃、降りた時はいつも雪だるまになっていた。 (苦労あってか今ではアルペン選手なみの気分で滑れる。) 飛騨高山方面で滑った帰りは、よく下呂温泉の無料開放所で浸かったものだ。 この時期、国道41号で高山方面を走ると飛騨川(木曽川の支流)沿いの雪景色が絶景で、好きだった。 ついつい回想となったが岐阜辺りは周辺に自然、観光名所が多く、ちょっと出掛けるには利便性の高いとこだった。 身近に合掌作りで有名な白川郷、下呂温泉、飛騨高山、乗鞍岳、上高地(その他方面にも京都など)何処に行くにも比較的近い。 因みに乗鞍、上高地など自然保護のためマイカー規制(途中からバス、タクシー)、開放時期が限られるといった所も少なくない。 また、珍名所だが養老の滝(居酒屋ではない)、三重の伊賀忍者屋敷(本物)などある。 岐阜県根尾村というところがある。 季節外れだが、桜だ。薄墨桜なる種だが蕾は淡紅→開花後薄墨色なる。 あとで知ったのだが、2大(分類によっては3大)巨木桜の1つらしい。 なんとも荘厳、興味深い桜だった。たまたまバイク・ツーリングして立ち寄ったのだが桜と言えばこの桜を思い出す。 食べものは内陸地方の性か、海鮮物は希少で漬物の類が多い。この頃食べた野沢菜はいまだに好んで食する。 漬物と言えば京の漬物だ。あっさりしていて何か品があり食べやすい。大阪経由での出張の際は必ず駅(新大阪)で買って帰る。 ああなつかし! 余裕ができたら久しぶり訪れよう。 |