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雨空は皆さんからとても嫌われていますね でもちょっと考え方を変えてみましょう 明るい日差しは厚い雲に遮られ、空が低くなり 雨音が喧騒をかき消します 活動的な気持ちは弱まりますが じっくり何かを考えるには良い時間と空間を得られます またそんな中、ちょっと明るくなってきたなと思って 外に出てみると雲間から落ちる日差しに照らされたアジサイの花が 雨のしずくとともに光り輝く様子を目にすることでしょう 少し顔を上げて遠方に視線を移すと、虹を目にするかもしれません そんな期待を持って梅雨を過ごしてみてはどうでしょう |
「宇宙兄弟」というマンガがアニメ化、映画化されています 前々から注目していてアニメを録画して観ているのですが 主人公は宇宙飛行士をめざして色々な試験に挑みます 直近の内容では二次試験をクリアした人達が集められ さらに上位の試験を受ける場面でした 集められた中に他にはなまりのある人はいなかったのですが 一人関西弁をしゃべる人がいました 誇張された関西弁をしゃべる人がドラマやアニメに出てくるのは まだ許せるのですが そのように描かれている関西人が往々にして粗雑で下品、 自分勝手なのです 今回の「宇宙兄弟」でもそのように描かれていました 外から見る関西人はそのように見えるのでしょうか 関西には1000万人以上います その中で関西弁をしゃべる人は半分以下としても 関西を離れた人で関西弁をしゃべる人もいますので 500万人は下らないでしょう それだけの人がいたら色々な人柄の人がいて当然で 本当のところは関西人の中で単にそういう人が目立つ ということではないでしょうか 以前、私に向かって女性から 「背が低いから・・・」と言われたことがあります 私は平均身長より2センチほど高く、太ってもいなくて 洋服もMサイズから場合によってはLサイズなのですが 身長が高いほうが目立つためにそういうことになるようです 人は概して平均や一番多いカラーでレッテルを貼っているのではなく 強い印象をもつ所にボリューム感を感じずれが生じています 場合によっては気をつけないといけない視点だと思います |
みなさんのプロフィールを拝見していますと 誠実な人、思いやりのある人、優しい人 を望まれている方が多いですね、自然なことでしょうね 高校時代のことをふと思い出しました ある日、学校から遅い時間に家に帰ってみると 玄関に40代以上のきっちりとしたサラリーマンが履くような 渋い黒い革靴がありました 珍しく誰か親戚の人が来たのかなと家に入ると 私の高校の同級生がいたのです まさかその彼の靴だとは思っていなかったので 靴の事は聞かず、勉強の事を聞いてきたので 答えたような気がします そしてその彼が帰るときになって玄関に一緒に行くと 彼は例の革靴をおもむろに履くではないですか 私は「それっておまえの靴なんや?」って聞くと その彼は靴を履きながらこちらを向いて、満面の笑顔で 「おじさんがプレゼントしてくれてん」 その顔を見ると、あー参った、と思いました 私は聞きながら、「えいらい渋い靴やなあ」とか 「どこのおじさんが来てるのかと思った」 と、からかいぎみに言おうと思ったのですが そんな私は彼の思いもよらない態度に 冷や水を浴びせかけられ何も言えませんでした それからは「人の気持ちを汲む」ということに 意識が向くようになりました |
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